イギリスの金融行為監督機構(FCA)が、仮想通貨投資家に関する調査結果を公表した。

この調査のなかでFCAは、”若者が仮想通貨の取引で大きなリスクを負っている”と警告している。

英FCAが仮想通貨投資家に対する調査結果を公表

FCAは国際的なコンサルティング会社であるBritainThinks社と共同で、英国内の517人の投資家を対象に仮想通貨への意識調査を行った。対象者たちは、金融機関からのアドバイスを受けることなく、独学に基づいた自らの意思決定によって投資を行っている人々だ。

調査対象となった218名のうち、18-29歳の回答者は53名、30-44歳の回答者が166名であったが、「ハイリスク」な投資に従事する「新たな、より若く、より多様なグループ」の投資家層が存在することがこの調査によりわかった。若者たちは仮想通貨取引を容易にするアプリなどが使えるようになったことで、取引に加わりはじめた可能性が高いとFCAは述べている。

この若年層の投資家は、「時間をかけてリスクを蓄積してきた」年配の投資家に比べて「リスクに対する意識が低い」傾向があり、仮想通貨など高ボラティリティの投資に資金を投入する傾向があることがわかった。

多くの投資家にとって、投資のスリルを楽しむといった感情や気持ち、投資企業に対しての当事者意識によるステータスなどの社会的要因が、投資を決定する上での重要な理由だった。

このような投資家は「ElonMusk氏などのネット上のインフルエンサーや専門家」が仮想通貨を賞賛していることもあり、投資の「話題性」に惹かれているとのことだ。しかし、この若年層は損失を被った場合には、生活へのダメージも大きくなる傾向にあることが語られている。

これらの若年層の投資家は、経済的な回復力が最も低く、投資の損失に対してより脆弱である可能性がある。調査によると、投資経験3年未満の自己勘定投資家のうち、高リスクの投資商品を保有している可能性が高い59%が、投資経験3年以上の投資家の38%と比較して、大きな損失を被った場合、ライフスタイルに根本的な影響を与える可能性がある。

また、調査対象者の40%は、投資の際に「お金を失う」ことを全くリスクと考えておらず、さらに78%の投資家は、売買のタイミングを判断する際に「自分の直感を信じる」と答えている。

コインパートナーの見解

ビットコインは多くの企業によって採用され始め、著名人による称賛の声も数多く上がりつつある。しかし多くのメリットがあるとはいえ、何の知識もないまま投資に踏み込むことが危険であることは確かだろう。経済的基盤のない人にとっては尚更だ。

だからこそ、ビットコインを始めとする仮想通貨への正しい知識・理解を持つ必要性が今一度求められている。投資家や投資を検討している人は、ビットコインが持つ将来的な価値や可能性、資産へのリスクヘッジ手段などを学び、考えを深めることで、ビットコインらに対する期待をより高めていくことができるだろう。

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この記事は、ZyCryptoの「Google Searches For Bitcoin Explodes In Turkey After Lira Crash」を参考にして作成されています。