先日に「60,000ドル」を突破し、再び強気トレンドへの突入が期待された仮想通貨ビットコイン(BTC)。しかし、はやくも市場に暗雲が漂っている。

オンチェーンデータ分析を行うGlassnodeの報告によると、ビットコイン価格急落の背景には「過去最大規模ものビットコイン大量清算」が存在しているという。同社創設者は「わずか1時間強で5億ドルを超える清算が行われた」と指摘。短期的にはビットコイン価格のさらなる下落に細心の注意を払う必要がありそうだ。

過去最大規模のビットコイン(BTC)先物清算、大手創設者も警鐘鳴らす「わずか過去1時間だけで約5億ドルものポジション清算発生」

(Source:https://www.coininsider.com./bitcoin-crashed-by-over-7-as-liquidation-sees-all-time-high/)

今週初めに一時「60,000ドル(=約655.7万円)」を突破したのも束の間、ビットコイン(BTC)価格は過去24時間で7%以上もの下落へと転じた。執筆現在(31616時半現在)時点では「1BTC=55,000ドル(=約600.8万円)」前後を推移している。

今回の突発的なビットコイン価格下落について、オンチェーンデータ分析プラットフォームGlassnodeは、「ビットコイン先物市場で発生した大規模な清算」を指摘。Glassnode創設者JanYann氏は、このビットコイン清算について「過去最大規模にものぼる」と説明し、自身のTwitterにて以下のように主張した。

過去1時間だけで、5億ドル近くの#ビットコインのロングポジションが清算されました。これは、歴史的な過去最高値(=ATH)です。システム内には過剰な欲望が存在しており、契約の約60%に20倍以上のレバレッジがかけられています。(略)」

さらに、大手市場分析プラットフォームを提供するunfolded.も、ビットコイン先物市場における大規模な清算を指摘。以下のチャートから、過去数時間で大量のロングポジションが清算されていたことが明らかにされた。

(Source:https://www.coininsider.com./bitcoin-crashed-by-over-7-as-liquidation-sees-all-time-high/)

過去2番目に大きいビットコイン清算は2021年初めに発生していた? 大手取引所らで続々と大量のビットコイン清算が確認される

また、今回の大規模なビットコイン清算について、米大手仮想通貨メディアcoininsider.comは以下のように取り上げた。

「ここ最近のビットコイン清算のうち、BitMEXで約9,500万ドルに相当する約300のポジションが清算。同時にBitfinexでは約1億ドルに相当する約490のポジションが清算。これは、ビットコインの歴史の中でも最大規模の清算に該当します。」
2021年初め、ビットコイン価格が過去最高の「約58,300ドル(=約636.8万円)」から「約47,000ドル(=約513.3万円)」にまで大幅に下落したときも、ビットコインは大量の清算が行われました。これは実に過去2番目に大きな規模を記録しました。」

今後短期的にビットコイン市場は、引き続き不安定な市場状況が続いていく恐れがある。ゆえに、各先物市場での動きにも警戒を強めつつ、ビットコインをふくむ仮想通貨の突発的な価格変動に対して細心の注意を払っていきたいところだ。

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この記事は、www.coininsider.comの「Bitcoin News: Bitcoin crashed by over 7% as liquidation sees all-time high.」を参考にして作成されています。