世界的にビットコイン人気が高まる、特に北米では顕著に
仮想通貨関連分析会社Chainalysis社は、他地域と比べて、「北米でのビットコイン人気が爆発的に高まっている。」と報じた。
北米におけるイーサリアムやリップルなど主要アルトコインの取引量割合も他地域と比較すると非常に少なく、仮想通貨の中でも特にビットコイン人気の高まりが顕著だという。
仮想通貨の中でもビットコイン人気が顕著、イーサリアム・リップルなど主要アルト抑える
大手仮想通貨分析会社であるChainalysis社が発表したレポートによると、「北米の国々の投資家にとって最も人気の高い仮想通貨はビットコイン」だという。
先月7月に価格爆上がりを見せたイーサリアム(ETH)や、リップル(XRP)などの主要アルトコインを抑え、ビットコインを支持する投資家が最も多かった。
従来から北米では、他の地域に比べて仮想通貨への投資が人気を集めていた。
そして今回のレポートで、その中でもビットコインが絶大の人気を集めることが明らかになった形だ。
(Source: Chainalysis『Global trading activity by crypto type.』)
同レポートによると、「ビットコインの取引量は、仮想通貨全体の取引量のうち約72%を占める」ほどの人気を博しているという。
他の地域におけるビットコイン取引量の割合と比較すると、アフリカ地域では約69%、西ヨーロッパ地域では約66%にとどまっており、北米におけるその割合の方がやや大きい。
また、北米におけるイーサリアムやリップルなどのアルトコイン取引量がわずか17%にとどまるのに対し、中央アジアや南アジアの地域では約34%にものぼる。
この傾向からも、北米におけるビットコイン人気の高さが顕著に読み取れる。
北米ではビットコインの長期的な保有が好まれる?
(Source: Chainalysis『Trade intensity in East Asia versus North America and Western Europe.』)
さらに、Chainalysis社は「北米の投資家はアジアの投資家よりもhodlを好んでいる」ことも明らかになったと発表した。
当該調査によれば、北米の投資家は、「アジアの投資家と比較して、長期的な保有を視野に入れて仮想通貨を購入する傾向が強い」という。
世界中でビットコインを含む仮想通貨投資が一般化しているのは前提として、その中でも各地域によって人気通貨に偏りがあるのは非常に興味深い傾向だ。
世界中での仮想通貨の台頭にますます期待は高まる一方だ。
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この記事は、cointelegraphの「北米の投資家らは、他の仮想通貨よりもビットコインを好む傾向にある。」を参考にしています。