ビットコインの暴落は一旦ストップか
20日19時現在のビットコイン価格は952,730円。前日同時刻と比べて-4.25%の大暴落となった。
原因となったのは昨日の20時台。時計の長針が20時を告げて僅か4分で約45000円の大暴落を見せた。
4時間足では-4.44%の下落を見せ、これは11/22以来の数字となっている。
昨日昼頃まで順調に価格上昇を見せ無事に100万円を突破したビットコインだったが、黒線(99.5万円)のラインを完全に割ることができずこのような結果となった。
現在はオレンジ線・ピンク線(中期的サポートライン)の2つのサポートラインも割り、95万円付近で膠着状態を見せる。
8480ドル(94万円)に強いサポートラインが存在すると考えられ、長期トレンドが終了したと言い切れない状況が続く。
(参考 TradingViewのBTCJPYチャート 1時間足)
・上昇のシナリオ
昨日20時の暴落以後も数回、価格は下がっているがいずれもその安値は赤線と200MAを下回らない。さらに時間の経過と共に、その安値は徐々に上昇している。
以上の事から大衆が持つ上昇への期待は未だに高く、フィボナッチリトレースメント61.8とも近く直近のレジスタンスラインであるオレンジ線(97.3万円)付近までは、一時的な上昇を見せる可能性は高い。
その後の展開に関してだが、1時間足の雲を超えられるかでトレンドが決定するのではないか。
この雲はちょうどオレンジ線とも重なることからも重要な意味を持つことが予想される。
しかし100万円突破の過度な期待は禁物だ。
昨日ロングを入れ高値掴みし未だに損切りを行えていない層が、今後損切りをしていくことで価格が伸び悩むことは大いに考えられる。
いずれにせよ明日の昼頃までにレンジ相場が続いているのか、もしくは雲を突破する見込みがあるのかを総合的に判断していく必要がありそうだ。
・下降のシナリオ
ピンク線を抜けた事で長期的な上昇トレンドが終了した大衆が判断した場合、今後価格は下落を続けていくだろう。
目安となるのは200MAだ。この線を明確に下回った場合、黄緑線(91.4万円)まで一時的に下落することはありうるだろう。
・筆者の見解
100万円突破に関しては前回の分析記事通り予想済みで、かつ一時的な下落があることも予期していたがここまでの下落を見せるとは思わなかった。
今回の大暴落に関しては、
①純粋な利確の殺到(100万円及び黒線が利確のラインとして明確だったため、大衆の総意が一致し数分の間に大暴落を見せた。)
②春節を前にした中国投資家の現金化による利確
③大口投資家による利確
などが考えられるが個人的には③と①ではないかと推測する。
4分という短期間でここまでの大きな価格変動があったということは、影響力のある大口投資家が利確をし、それに乗っかる形で大衆もまた判断したのではないだろうか。
今後レンジ相場が続く場合、大衆特に長期的な上昇を期待して高値掴みをした含み損を有する投資層が、諦めて損切りを一斉に行うことを踏まえると赤線もしくは黄緑線まで下落するのではないだろうか。
どちらにせよ現在の価格でロングを入れるべきではないだろう。
(ここに記載された見解は著者のものであり、必ずしもコインパートナーの見解を反映するものではありません。すべての投資にはリスクが伴うため、意思決定の際には独自に調査を実施する必要があります。)
\無料アプリを使って/