ベネズエラ銀行は政府が発行する暗号資産(仮想通貨)「ペトロ」の口座開設登録を開始した。
だが、ビットコインのほうが信用リスクが低いため、暗号資産(仮想通貨)が法定通貨に取って代わる最初の国となる可能性は否定できない。
「仮想通貨が国を救う」はもはや大げさではない
ベネズエラ最大の銀行・ベネズエラ銀行が国発行の暗号資産(仮想通貨)「ペトロ」を扱う口座およびウォレットの開設登録を開始したと暗号資産(仮想通貨)メディアDecryptoが報じた。
ベネズエラはハイパーインフレに悩まされており、法定通貨ボリバルの価値は急速に下落し続けている。
(画像 Bloomberg - VESJPY)
マドゥロ政権はボリバルに変わる新たな通貨として暗号資産(仮想通貨)技術を使った「ペトロ」の発行を決めた。
ペトロの価値の裏付けは豊富な石油資源だ。
公式ウェブウォレットか交換所を通して入手でき、1ペトロ=約60ドルで取引される。
ベネズエラ銀行の口座管理画面はペトロ以外の暗号資産(仮想通貨)も入庫できそうな設計になっており、ビットコインなども扱えるようになる可能性がある。
「暗号資産(仮想通貨)がベネズエラを救う」という言葉が大げさではなくなってきた。
暗号資産(仮想通貨)は少額から入手でき、また現金が必要なときにはすぐに換金できることから低・中所得者層でも利用しやすい貴重な価値の保存手段となっている。
ただし、ペトロについては発行主体のベネズエラ政府に信用面で問題があり、すぐに普及が進むとは考えがたい。
国際的に価値が認められつつあるビットコインのほうがリスクが小さいと言えるだろう。
ベネズエラは暗号資産(仮想通貨)が法定通貨に取って代わる最初の国となるかもしれない。
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