こんにちは、コインパートナーです。6月2日週のビットコイン(BTC/USDT)相場分析と展望をお伝えしていきたいと思います。
ビットコインは5月23日につけた112,000ドルを頂点として下落に転じています。7週間に渡る上昇で意識されていた上昇の並行チャネルを下に割れ込んだ後は下落が加速。一時的に103,100まで(最高値から8%)の下落をみせました。103,100は重要なサポートラインだったため一時的に反発をしているものの、4時間以上の短中期MAは下落に転じておりこのまま下落が継続する可能性が高いと言えるでしょう。1BTCが20万ドルをつける日も近い、という勢いで上昇しておりましたがその価格帯に到達するのはまだ時間がかかりそうです。
ビットコインテクニカル分析
BTC/USDT週足チャート
今週のエントリーポイント①
今週のエントリーポイント②
まず週足は8週ぶりに陰線となり、実体で先週の陽線を下回る下落が確定しました。先週の分析で指摘した通りRSIも買われすぎ水準だったため、テクニカル的にも上値は重く上昇チャネルを割り込む展開となりました。4時間足を見ると200MAにサポートされる形で103,100付近で反発しておりますが、20MA、75MAの短中期MAが上から押さえつけるような形となっています。このパターンの場合は一時反発するも、200MAのサポートを破れると下落が加速するパターンが多くみられます。
上記のテクニカル分析を元に今週の注文ポイントを予測していきたいと思います。まず継続下落する場合は、103,100のサポートを割れた後にリターンムーブからショートが良いでしょう。この場合のターゲットは98,000ドルを予想しております。一方、103,100のサポートで反発上昇する場合は一度108,000ドルまで上昇を確認した後の押し目からロングするのが良いでしょう。いずれにしても今週の値動きによって中期的な下落相場に転じる可能性があるため非常に重要な局面と言えるでしょう。
今週の注目の注文ポイントについて解説します。
- エントリー
103,000ドル売り注文 - 利益確定
98,000USDTで利確 - 損切り
106,000USDT上定着で損切り
- エントリー
106,000ドル買い注文 - 利益確定
114,000USDTで利確 - 損切り
103,000USDT下定着で損切り
相場一言アドバイス
ハイレバは破綻へ導く凶器
ビットコインをはじめとした暗号資産のトレードでは、レバレッジを活用できる取引所が多くあります。少ない元手で大きな取引ができるのは確かに魅力的ですが、使い方を誤れば、レバレッジは“資産を増やす道具”ではなく“破産を早める凶器”になります。
たとえば10倍のレバレッジを使ってトレードした場合、価格が10%逆行するだけで、証拠金のすべてを失うことになります。レバレッジを高くするほど、ほんのわずかな値動きでも損失が膨らみ、強制ロスカットにあいやすくなるのです。
さらに恐ろしいのは、レバレッジを高くすればするほど、冷静な判断ができなくなるという点です。損失が出たときの精神的なダメージは大きく、トレードの判断も雑になりがちです。特に初心者ほど、「一発逆転」を狙って無謀な倍率設定をする傾向が強く、その結果、早々に退場してしまうケースが後を絶ちません。
では、どの程度のレバレッジが適切なのでしょうか?
答えは人それぞれですが、安定して利益を出しているプロトレーダーの多くは、実は2〜3倍程度の低レバレッジで運用していることが多いです。勝てるかどうかは、倍率の高さではなく、資金管理とルールの徹底にかかっているからです。
大切なのは、「どれだけ増やすか」ではなく「いかに守るか」という視点です。レバレッジは確かに武器ですが、使い方を誤れば自分自身を傷つけるナイフにもなります。自分の許容リスクに見合ったレバレッジで、長く市場に残り続けることこそが、結果的に資産を増やす最短ルートなのです。