仮想通貨業界で揺れる3つの話題
オーストラリアのコンピューター科学者であるクレイグ・ライト氏が、ビットコイン開発者への追加訴訟により法廷命令を違反し、英国裁判所から1年間の執行猶予付き判決を受けた。彼は以前から自らをビットコイン創設者「サトシ・ナカモト」と名乗っていたが、その主張はすでに否定されている。
同氏は12カ月の執行猶予付き刑に加え、約18万ドルの罰金を命じられた。この裁判はCrypto Open Patent Allianceが起こしたもので、ライト氏の主張に基づく無数の訴訟が問題視されていた。
北米最大級のビットコインマイナーであるHut 8は、1億ドル相当のビットコインを購入し、保有額を10億ドル以上に拡大したと発表した。
同社は990 BTCを平均10万1710ドルで購入し、これにより戦略的準備資産としてのビットコイン保有をさらに強化している。この取り組みは、ビットコインを財務ポートフォリオに組み込む企業が増加する中、同社の競争力を高める狙いがあるとされる。
さらに、ブラックロックが発表した動画で「ビットコインの供給上限21万枚が保証されるとは限らない」との注釈が加えられたことで、供給上限が本当に固定されているのか再び議論が巻き起こった。
一部の批判者はビットコインの希少性を疑問視したが、開発者のSuper Testnet氏は「供給上限が変更されれば、それはもはや公式なビットコインではない」と強調している。この論争はビットコインの独自性と価値について新たな視点を投げかけている。