IOVLabs、ビットコインサイドチェーンRootstock開発促進に係るプログラム実施

IOVLabs、ビットコインサイドチェーンRootstock開発促進に係るプログラム実施

今週マイアミで開催されたビットコイン・ビルダーズ・カンファレンスで、IOVLabsが、ビットコインサイドチェーンRootstockの開発を促進するための250万ドル規模の戦略的助成プログラムとハッカソンを明らかにした。

かかる取り組みは、ビットコインを価値の保存手段から金融システムに昇格させるIOVLabsの取り組みの一環であり、これにはさまざまなブロックチェーンの相互運用性の導入、ユーザーへのユーティリティの追加、DeFiの機能のロック解除、Rootstockインフラストラクチャ及びツールの強化などのプロジェクトが含まれる。

助成金プログラムの候補者を見つけるために、IOVLabsは 、HackerEarthと提携してハッカソンを立ち上げるに至った。受賞者には助成金の資格を得るほかに、25,000ドル以上の賞金を獲得するチャンスもある。

Rootstockは、ビットコインのDeFi活動への移行において重要な役割を果たしており、ハッカソンはネットワークをDeFiハブに変える可能性がある。
このサイドチェーンには、60のプロジェクトにわたるTotal Value Locked(TVL)が4億ドル近くあり、IOVLabsは「誰でもハッカソンに応募し、アイデアを提案し、そのエコシステムをさらに拡大できる」ことを共有した。

今回のハッカソンの詳細

IOVLabsのハッカソンは、5月から7月まで開催される予定である。

このイベントでは、ビットコイン及びRootstockコミュニティの経験豊富な審査員団への最終提案が行われる。

今回の動きに関して、IOVLabsの成長担当副社長Pei Chen氏は、以下のように説明した。

「IOVLabsの戦略的助成プログラムのサポートは、ビットコイン上で真の分散型金融システムを構築するために必要なツールを提供するという我々の強いコミットメントを示しています。これは、次世代の開発者がRootstockサイドチェーンを利用してビットコインの機能を拡張し、すべての人にとって、より自由で公平な金融システムの構築に貢献します。」

IOVLabsは、これまでもネットワークの開発と将来性を確保することの重要性を認識し、Rootstock エコシステム内でエキサイティングなソリューションの作成促進を行ってきたところ、引き続きその発展に注目が集まる。

この記事は「IOVLabs to Catalyze Its Bitcoin Sidechain Development With $2.5M Grant」を参考にしています。