ビットコインは大幅下落
21日19時現在のビットコインの価格は43,149ドル、前日同時刻比で-3.92%の下落となっています。
今日のトピック
21日、22日で開催されているFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表が23日に行われます。
今回の会合では、テーパリング(量的緩和の縮小)の年内開始が検討されるという見解がありますが、FOMC内でテーパリングの開始の決定は見送られるとみられています。
また、現在大きな懸念材料となっているのが、中国恒大集団のデフォルト危機でしょう。
23日に社債利払い履行が迫っており、昨日世界の株式市場ではリスク回避の売りが先行し、日経平均も一時3万円台の大台を割りましたが、本日は買い戻される展開となっています。
恒大グループのトピックに対して多くの投資家はリーマンショックのような懸念を引き起こす可能性は低いと考えているようですが、今後仮想通貨市場と一緒に株式市場の様子もチェックしていく必要があるでしょう。
まだ下の記事を見ていない方は確認しておきましょう。
韓国の60の仮想通貨取引所がサービス停止
韓国では今月24日に仮想通貨に関する新しい規制が施行されます。それに伴い、60を超える仮想通貨取引所が顧客に取引の停止を通知しました。
韓国の仮想通貨取引所がサービスを継続するには、24日までに金融情報分析院に登録する必要があり、プラスで口座の身分確認をとるため、銀行と提携しなければいけないという大きなハードルがあります。
現在情報分析局院に登録し銀行等とも提携することができている仮想通貨取引所は4つにとどまっており、40の仮想通貨取引所が全てのサービスを停止する予定だといいます。
今日からの3日間でセキュリティー証明書を受け取っている28の取引所の中でどれほどが銀行と提携することができるか注目です。
テクニカル
8日に大きな下落があったビットコインですが、その後は42,800ドルと48,500ドルの間でレンジ相場を形成していました。
その後、18日に48,500ドルの高値で反落すると、大幅下落を開始。42,800ドルの安値を割り、40,200ドルの安値を記録しました。
現在はショートカバーが起こり、43,000ドルまで上昇していますが、前の安値を突破するに至っていません。
短期的に下落することは十分に考えられます。その中で40,000ドルのサポートラインは重要なラインとなりそうです。