ビットコインは新たな上昇トレンドが生まれつつある|クラーケン・インテリジェンス


atsusi
ニュースビットコインニュース

クラーケン・インテリジェンスがビットコインの7月までのレポートを発表し、今後の展望を予想している。
同社は歴史的に見てビットコインの8月のリターンは高くないものの、今回は新たな上昇トレンドが発生した可能性を示唆している。

ビットコインは新たな上昇トレンドが生まれつつある

クラーケン・インテリジェンスがレポートを発表し、8月のビットコイン価格の可能性について考察している。
7月のビットコインは下落があったものの、最終的には7月にかなり良いパフォーマンスを見せて+18%のリターンとなり、過去の平均リターンである11%を上回った。
一方、過去のデータを見ると、8月はパフォーマンスの良い月ではないと同社は述べている。

8月の平均リターンは2%、中央値は-7%で、過去2番目にパフォーマンスの悪い月となっています。
実際のところ、2011年以降で8月が7月を上回ったのは3回しかありません。

しかし、同社は今回、新たな上昇トレンドが発生してビットコインの価格が上昇する可能性について言及している。
まず価格の面では、7月中旬に月内最安値である29,288ドル(約322万円)まで下落した後にショートスクイーズが発生して、7月31日には10週間ぶりの高値である42,400ドル(約466万円)まで急上昇した。
この結果、3ヶ月近く続いた30,000ドル(約330万円)から42,000ドル(約462万円)のレンジを超えたことで、新たな上昇トレンドに突入したかもしれないとのことだ。

(参考 TradingViewのBTCJPYチャート 1時間足)

次に、ビットコインが他の資産と同様に需要と供給によって価格が決まるとして、ビットコインマイナーとクジラの動向に着目している。
同社によると、7月のビットコインマイナーは6月とは異なり、ウォレットにビットコインを蓄積しているとのことだ。
マイナーは運営費を支払う必要があるため市場の低迷や見通しの悪さによってはすぐにビットコインを売却する場合があるが、7月はビットコインを保有する割合が高まっており、マイナーは見通しが明るいと考えているようだ。
また、マイナーの蓄積が加速すれば市場への供給量がさらに減少するため、価格上昇に繋がると予想されている。

(参考:Kraken Intelligence)

そして、1000BTC以上を保有するビットコインクジラも蓄積を続けているようだ。
同社のデータによると、クジラが保有するBTCの量は7月16日に月内最低の790万BTCにまで落ち込んだものの、その後ビットコインの価格が急上昇したことでクジラの保有量も上昇した
そのため、マイナーの蓄積同様にクジラも現在の価格からの上昇を考えており、市場への供給量が低下することになる。

(参考:Kraken Intelligence)
果たしてビットコインは今後も上昇を続けていくのだろうか、これからの動向に注目したい。

⇩この記事を読んだあなたへのおすすめ⇩

この記事はTHE DAILY HODLの「Will Bitcoin Do Better in August Than in July? – Here’s What History Says, According to Kraken Intelligence」を参考にして作られています。

投稿日時: 2021/08/08 08:11
著者: CoinPartner編集部 atsusi

関連記事一覧