米大手銀行のバンク・オブ・アメリカが最新のレポートでエルサルバドルのビットコイン採用を支持している。
同行はビットコインを採用することで多くの利点があると指摘している。
ビットコイン採用はエルサルバドルに多くの利点をもたらす
バンク・オブ・アメリカは、エルサルバドルがビットコインを法定通貨にすることによって多くのものを得ることができると考えている。
同行はビットコインを法定通貨にしたことで、送金の合理化、金融のデジタル化の促進、消費者の選択肢の拡大、米国企業やビットコインマイナーの誘致が可能になると述べている。
今回のレポートについてはエルサルバドルでも取り上げられており、国営企業のDiario El SalvadorがTwitterに投稿している。
エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は今朝、ビットコインの導入を受けてバンク・オブ・アメリカがエルサルバドルで期待する機会について語りました。
同行はエルサルバドルの国内総生産の24%を占めている送金に着目しており、ビットコインを送金に利用することで従来の送金手段に比べて取引コストを大きく削減できる可能性があることを指摘している。
その結果、エルサルバドルの国民は今まで家計を圧迫していた送金手数料の負担が軽減することになる。
また、同国では国民の約70%が銀行口座を持っておらず、ビットコインを導入することで金融のデジタル化が進む可能性があり、さらにアイスランドのようなビットコインマイニングの主要拠点になることで、海外からの投資を呼び込むこともできる。
一方でビットコインの法定通貨化には、IMF(国際通貨基金)や世界銀行が懸念を示しており、JPモルガンも経済的利益を見出すのは困難と指摘している。
更にエルサルバドル国内でもデモ活動が行われるなど、先行きに不安がある。
9月から正式に始まるビットコインの法定通貨化は成功例となるのか、今後の動向に注目したい。
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この記事はU.Today.の「Bank of America Outlines Key Benefits of Bitcoin Adoption in El Salvador」を参考にして作られています。