パスワード紛失により失われた約7000BTC|リップル社元CTOの苦悩とは


Takahashi
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リップル社元CTOのStefan Thomas氏が、保有していた約7,002 BTCへのアクセスを失った。

数年前の出来事ではあるものの、同氏にとっては苦い思い出だという。

リップル社元CTOは7,002BTCを実質回収不能状態に

リップル社元CTOのStefan Thomas氏が保有していたビットコインはIronKeyと呼ばれるハードウェアデバイスに保存されていたが、同氏は秘密鍵を紛失してしまった。

さらに同氏が使用していたハードウェアデバイスは10回しか秘密鍵の試行ができず、Stefan氏はそのうちの8回をすでに試みているとのことだ。

問題は、Stefan Thomas氏が数年前にIronKeyのパスワードを書いた紙を紛失したことだ。それ以来、最もよく使われる8種類のパスワードを試してみたが、効果はなかった。

Stefan氏は以下のように語っている。

ベッドで横になって考えてから、新しい戦略を持ってコンピュータに向かった。しかし、うまくいかずまた絶望した。

Stefan氏は最終的に、暗号学者がパスワードを回復する手段を解読するまで、ハードウェアデバイスを手の届かないところに置くことがこの状況への最善の方法と判断した。

私は自分に言い聞かせました 「過去のことにしよう、自分の精神衛生のために」

仮想通貨データ会社のChainalysisによると、既存の1,850万ビットコインのうち、約20%(1400億ドル)が紛失、あるいは回収不能のウォレットの中にあるとのことだ。

紛失したデジタル鍵を見つけるサービスを提供しているWalletRecovery Servicesによると、自分の財産を取り戻す手助けをしてほしいという人々から、毎月70件もの依頼が寄せられているという。

ビットコイン価格の急騰により多くの人がビットコインに興味関心を寄せているが、こういった事例も少なからず存在することを心に留めておこう。

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この記事はZyCryptoの「Former Ripple CTO Unable To Access $240 Million Bitcoin Stash」を参考にして作られています。

投稿日時: 2021/01/15 11:32
著者: CoinPartner編集部 Takahashi

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