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ビットコイン半減期後の上昇トレンドへの期待感が高まるか

本日の相場では、これまで65,200ドル付近でのヨコヨコの展開が続いていた状況から、ビットコイン半減期後の価格上昇を期待した”押し目待ち買い勢力”による優勢の展開となった。

中東の地政学リスクが弱まったことや半減期後の大きな下落が見られていないなど、トレーダーにとって売り材料となる状況が一服してはいるものの、デリバティブ基本データから、多くの投資家が様子見を続けていることが確認できる。

いずれにせよ、本日は半減期後の下落がそれほど見られなかったことから、押し目待ち勢が期待を超えて買い始めた可能性がある。

ビットコイン半減期後の分析情報

これまでのデータを基に、各回の半減期後の値動き分析を行った記事では

「ビットコインは半減期から何か月後に大きく上昇するのか?」
「これまでは、半減期から1年間でどれくらい上昇したのか?」

などについて解説しているので、気になる方は下記から確認してみてください

ビットコインデータ分析

デリバティブ基本データ

取引高 +0.04% $54.90B
未決済建玉(OI) +0.33% $31.50B
オプションの出来高 -39.73% $625.97M
オプションの未決済建玉 +2.18% $10.24B
24時間の間に清算されたロング $9.79M
24時間の間に清算されたショート $11.15M

参照:https://www.coinglass.com/ja/currencies/BTC

ファンディングレート(FR)・未決済建玉(OI)分析

ビットコイン半減期前のボリュームと比較すると、ロング・ショートのボリュームがともに-50%の数値となっており、引き続き短期トレーダー以外の投資家たちが様子見ムードを継続していることがわかる。

現在のファンダを確認してみると、中東の地政学リスクが低下していることや半減期後の強気な上昇トレンドが確認できないことなど、いまだに相場の需給を動かすほどのインパクトが発生していないことが分かるが、テクニカル目線では、68,360ドルを超えられるかが、上昇トレンドのカギとなりそうだ。

参照:https://www.coinglass.com/tv/Binance_BTCUSDT

ロングショート比率

24時間ロングボリューム +18.63% $24.97B
24時間ショートボリューム +24.73% $24.96B

参照:https://www.coinglass.com/ja/LongShortRatio

ビットコインテクニカル分析

BTC/USDT日足チャート

BTC/USDT4時間足チャート

BTC/USDT1時間足チャート

戦略まとめ

上昇シナリオ

本日の相場では、これまでの65,200ドル付近でのヨコヨコ相場を突き破る、買い優勢の展開が見られた。

この値動きにより、1時間足チャートの3つのEMAが買いを優勢とする展開や、4時間の20・80EMA(青・赤の曲線)も上向きに戻してきそうな動きが見られるため、1時間足での安値切り上げによる円とr-が検討できそうだ。

エントリー:現在の直近安値65,700ドルを切り上げし、直近高値67,210ドルを超えたとき
利確:68,370ドルで強く反発された時
損切り:エントリー時の1時間足直近安値を実体で超えた時

下落シナリオ

本日の相場では、マチマチの展開から65,200ドルラインでの押し目買いによる上昇優勢の展開となり、それに伴ってEMAの状況が売りには不利な形となった。

現在も引き続き、様子見のムードであることがデリバティブ基本データから把握できるものの、依然として市場は、半減期後の中期的な上昇に期待する展開となりそうだ。

エントリー:1時間足200EMAを下回り、20・80EMAがともに下向きになった時
利確:62,100ドルで反発されたとき
損切り:エントリー時の直近安値ラインを実体で超えた時

相場一言アドバイス

本日の相場データを見る限り、両ポジションのボリュームの小ささから、いまだに半減期後のリスクを懸念した様子見ムードが続いていることがわかる。

しかし、半減期後の投げ売りが加速することや中東の地政学リスクが小さくなっていることなど、いまだに下落相場を後押しする要因は見られないので、買い優勢の展開が継続していきそうだ。

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