米ニューヨーク連邦地裁が、破綻した大手仮想通貨取引所FTX前CEOのサム・バンクマン・フリード被告に懲役25年の判決を言い渡した。
一方でフリード被告側はこの判決に不服として控訴するようだ。

懲役25年を求刑

「仮想通貨のリーマンショック」と言われたFTX破綻を引き起こしたサム・バンクマン・フリード被告の判決が米ニューヨーク連邦地裁より言い渡された。

同被告の弁護側は6年程度、検察側は40~50年と主張していたが、裁判所は全ての罪を合わせて懲役25年と判断したようだ。
本件を担当しているルイス・カプラン判事は、特に投資家が17億ドル(約2,570億円)、アラメダリサーチへの貸し手は13億ドル(約1,967億円)、顧客は80億ドル(約1兆2,104億円)の損失があったことを述べ、大きな被害をもたらしたことを強調した。

同被告の弁護士であるマーク・ムカシー氏は、同被告の事件が他の凶悪な金融犯罪者のような悪意や略奪的意図によって引き起こされたものではないと主張した。
同氏は、フリード被告が「冷酷な金融連続凶悪犯」みたいに個人的な苦痛を与える意図ではなく、数学的な計算に基づいて意思決定を下した人物であると述べた。

一方でカプラン判事は、フリード被告が「演技者」であると非難している。

被告は嘘をついていないときは、検察官に質問を言い直させようとしたり、毛嫌いしたり、言い逃れをしていた。
私は30年近くこの仕事をしているが、あんなパフォーマンスは見たことがない。

カプラン判事は懲役刑以外にも、110.2億ドル(約1兆6,673億円)の資産没収も言い渡している。

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この記事はCryptoSlateの「Former FTX CEO Sam Bankman-Fried sentenced to 24 years in landmark fraud case」を参考にして作られています。