ブロックチェーン分析会社TRM Labsが、過去5年間で北朝鮮のハッカーが30回以上の攻撃を行い、20億ドル(約2,906億円)以上の仮想通貨を略奪したと指摘している。
同社は今年の被害が2022年に比べて減少しているものの、北朝鮮は引き続きサイバー攻撃に注力していると警告している。

被害額は5年で20億ドル以上

TRM Labsが、北朝鮮からのハッキング被害が5年間で20億ドル以上になったと報告している。


(参考 TRM Labs)

同社は引き続きハッカー集団が活動していることを指摘し、今年被害に遭った仮想通貨全体の20%以上を占める2億ドル(約290億円)以上が被害に遭っていると述べている。また、ハッキング回数は他のハッカーの10倍の規模になっているようだ。

攻撃が多様化

TRM Labsはまた、北朝鮮のハッカーが時間の経過とともにハッキングの手法を変化させているとも指摘している。
同社はハッカーがフィッシングやサプライチェーン攻撃、秘密鍵やシードフレーズの侵害など、様々な方法でシステムの脆弱性を狙った攻撃をしていると述べている。また、近年ではほぼ独占的にDeFiのエコシステムを標的としているようだ。
さらに、マネーロンダリングも非常に複雑になっており、今年6月のAtomic Walletに対する攻撃では4,100を超える個人アドレスが被害に遭っている。

同社は最後に、盗まれた資金を追跡する能力はこれまで以上に重要になっており、北朝鮮のマネーロンダリングが進化するにつれて、捜査当局が使用するツールも進化する必要があると締めくくっている。

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この記事はHE DAILY HODLの「North Korean Hackers Have Looted $2,000,000,000 Worth of Crypto in the Past Five Years: Blockchain Data Firm」を参考にして作られています。