英国国家犯罪庁、仮想通貨・ブロックチェーン犯罪対策注力する方針へ

英国国家犯罪庁(NCA)が、デジタル資産捜査チームを拡充することで、仮想通貨に関わるデジタル犯罪と闘うために重要な措置を講じる姿勢を表明した。

かかる取り組みを強化するため、同庁は仮想通貨関連犯罪への取り組みに専念する複雑金融犯罪チームに上級捜査官4人を雇用する予定だ。

これらの捜査官の主な焦点は、仮想通貨詐欺・マネーロンダリング・組織犯罪グループによって組織化されたその他のブロックチェーンベースの犯罪活動の捜査にある。
そして、監視チームやロンドン警察と緊密に連携し、複雑な事件を展開するためにさまざまな情報源から重要な証拠やデータを収集するという。

これまでも英国は、違法な仮想通貨活動に焦点を当てた専門の調査チームを設立する取り組みを粘り強く続けてきた。今年1月には、NCAがデジタル資産チームを立ち上げ、仮想通貨に係る規制等に重点を置くべき旨を強調している。

また、先月には、財務調査責任者の探索も発表。これらのマネージャーは、犯罪収益法に焦点を当てた仮想通貨及びデジタル資産の犯罪捜査を監督する責任を負う形となる。

このように英国は仮想通貨に関する犯罪によってもたらされる課題への対応に取り組み続けているところ、今後のNCAの動向に注目していきたい。

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この記事は「UK National Crime Agency Strengthens Crypto Crime Fight」を参考にしています。