ナイジェリア中央銀行、eNairaの導入を促進するためにNFCテクノロジーを導入へ

ナイジェリア中央銀行(CBN)が、eNairaの導入をさらに促進し、CBDCモバイルアプリを強化する目的で、近距離無線通信(NFC)技術を導入したことが明らかになった。

これまでeNairaモバイルアプリでは、取引にQRコードが用いられていた。しかし、モバイルデバイスと決済端末間のシームレスな対話を促進するため、今回CBNNFCテクノロジーを導入したという形だ。

アブジャ大学で行われたeNairaの啓発ワークショップにおいて、CBNのリスク管理部門副部長であるジョセフ・アンガイ氏は、新しいテクノロジーを受け入れることの重要性を強調した。同氏は「今回のアップグレードはCBDCの採用率を高める上で重要な役割を果たすことが期待される」と言及している。

「eNiraアプリには多くの利点があります。世界はデジタル化を進めており、CBNは後れをとるわけにはいきません。したがって、新しいテクノロジーが登場したとき、私たちはそれを受け入れます。(中略) 我々はeNairaアプリを開始した2番目の国のようでした。このアプリには多くの用途と利点があり…、取引のスピード、決済リスクの軽減はすべてCBNのeNairaによって処理されます。」

ナイジェリアは、2021年にeNairaを開始したものの、初期の導入率は予想を下回ったため、CBNは利用を促進するためのさまざまな戦略を検討することになった。

そのひとつが、中央銀行が運輸部門にユースケースを導入し、USSDの機能をeNairaのサービスに統合した点にある。

今回のNFC導入も、eNaira利用促進に資する側面があると期待されるところ、引き続き同銀行のCBDCに係る動向に注意を払っていきたい。

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この記事は「Nigerian Central Bank Introduces NFC Technology to Boost eNaira Adoption」を参考にしています。