アメリカ中規模銀行連合(MBCA)、今後2年間すべての預金に対する保険を延長するよう要請

アメリカ中規模銀行連合(MBCA)が、米国連邦規制当局に対し、今後2年間すべての預金に対する保険を延長するよう要請したことが明らかになった。

318日、ブルームバーグの報道によると、米国の中規模銀行の連合体であるMBCAは、米国連邦預金保険公社(FDIC)に書簡を送付し、「すべての預金に保険を適用することで流出を直ちに止めることができる」と主張したという。

MBCAはまた、この措置が「銀行業界を安定させる」とともに、「銀行の破綻が増える可能性を大幅に減少させることができる」と説明したほか、「補償範囲の拡大に参加することを選択した貸手の預金保険評価を引き上げることにより、銀行自身が保険プログラムに資金を提供することを提案した」と付け加えた。

相次ぐ銀行破綻の影響はさまざまな業界に

法律ニュースアウトレットCrypto Law Lawyerの創設者であるJohn Deaton氏は、319日のツイートで、FDICが保証を提供しなければ最大300の銀行が倒産する可能性があると予測。これは、313日に発表されたエコノミストによる最近の分析で、多数の銀行が無保険の預金引き出しによるリスクにさらされていることが明らかになった後に述べられている。

また、米国下院の過半数を占めるトム・エマー氏は、FDIC議長に宛てた315日の書簡で、FDICが銀​​行部門の不安定性を武器にして米国から合法的な仮想通貨活動を一掃しているとの報告に疑問を呈した。 エマー氏は、これらの行動は「非常に不適切であり、より広範な金融不安につながる可能性がある」と警告している。

ここ最近の銀行業界の不安定化は、仮想通貨業界を含むさまざまな業界に広範な影響を及ぼしているところ、引き続き各動向に細心の注意を払っていきたい。

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この記事は「US midsize banks seek FDIC Insurance on 'all deposits' for 2 years: Report」を参考にしています。