フィンランド大手フィンテック企業、ユーロベースの決済ネットワーク「EUROe」を立上げへ

フィンランドに本拠を置くフィンテック企業Membrance Finance が、ユーロベースの決済ネットワーク「EUROe」を立ち上げることが明らかになった。

EUROeとは、法定ユーロを 1:1こ固定デジタル通貨に変換することにより、完全準備金のステーブルコインとして機能する。通貨の法定準備金は、ヨーロッパにある金融機関ないし銀行に保管され、これらの資金が使用されないことを Membrance Financeから保証されるという形だ。

今回の発表について、Membrance FianceのCEOであるJuha Viitala氏は、以下のように説明している。

「我々は、分散型金融の成長を大衆にもたらし、ヨーロッパの人々が信頼して知っている通貨をできるだけ簡単に使用できるようにしたいと考えています。この立ち上げは、分散型金融やその他新興技術のイノベーションを活用できる、規制に準拠した最も堅牢なヨーロッパの決済システムを構築するための 2 年間の努力の結果です。」

EUROeは、フィンランド金融監督庁(FIN-FSA)によって電子マネー機関のライセンスを付与されており、欧州の MiCA法にも準拠する準備をしている。

また、EUROeプロトコルは、イーサリアム(ETH)で実行されており、ユーザーは自己実行型のスマートコントラクトを実装できる。当該プロジェクトチームは、将来的にさらに多くのブロックチェーンのサポートを追加することを目指している。

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この記事は「Finnish fintech Membrance launches Euro-based payment network」を参考にしています。