仮想通貨ベンチャーキャピタルのDCGが人員整理を実施した。

仮想通貨市場の低迷が続く中で、仮想通貨関連企業は人員削減を余儀なくされている。

DCGが人員整理を実施

仮想通貨ベンチャーキャピタルのDigital Currency Group(DCG)が、約13%の人員削減を実施した。

また今回の人事で、最高執行責任者(COO)のMark Murphy氏が社長に昇格したことも明らかになった。

関係者の話を引用した報道によると、米コネチカット州スタンフォードに本拠を置く同社の10名ほどの社員が離職し、人員整理後の従業員数は66名になったという。

Murphy氏はDCGに4年半以上在籍しており、3年近くCOOを務めた後、同社の初代社長に就任することとなった。

「仮想通貨の冬」に苦しむ業界

DCGはニュースメディアCoinDeskのほか、デジタル資産運用会社のGrayscale Investmentsや仮想通貨仲介会社のGenesis Tradingの親会社だ。

GenesisもThree Arrows Capitalの破産を受けて巨額の損失を被り、ここ数か月で大規模な人員整理を行っている。

DCGに限らず、昨今の仮想通貨市場の低迷の影響で、多くの仮想通貨企業が人員削減を余儀なくされている。

ブロックチェーン及び仮想金融サービスプロバイダーであるGalaxy Digitalも、同社の人員を20%削減することをこのほど明らかにしている。

各メディアの報道やプレスリリースに基づいたCoinDeskの推計によると、今年度から約11700の仮想通貨関連の仕事が失われたという。

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