仮想通貨レンディングのセルシウス、債権者委員会がCEOの解任を要求

破産申請をしている仮想通貨レンディングのセルシウス・ネットワークにおいて、債権者委員会が、同社CEOのアレックス・マシンスキー氏の解任を要求していることが明らかになった。

報告によると、無担保債権者委員会(UCC) は、会社及びCEOについて独自の調査を継続的に実施してきたという。そして、一連の調査結果を受けて、委員会としては「マシンスキーがCEOとして留まることを許可することは、容認できず、財産の最善の利益にならない」と結論付けた。今週裁判所に提出された書類には「新しい経営陣が必要である」とも付け加えて記されているという。

これにより、マシンスキー氏は、CEO辞任を発表。委員会は、この動きを「破産プロセスを前進させるための前向きな一歩である」と説明している。

破産手続過程でさまざまな問題に直面するセルシウス・ネットワーク

セルシウス・ネットワークは、7月に米連邦破産法第11章に基づく申立てを実施。それ以降、取引及び財務の不透明性などと相まって、通常よりも複雑なプロセスに直面し続けている。

規制当局は、同社が破綻に至るまでの財務の健全性を誤って伝えていると非難しているのに対し、経営陣は、同社の資金不足に関連する事項に相反する声明を発表するなど、当該手続が円滑には進まないのが現状だ。このような現状を受けて、先日には裁判所が「会社の財務に関する外部報告書を作成するために審査官を任命する」ことを選択。かかる措置は比較的は珍しい措置であり、その動向が業界内外から注目を集めていた。

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この記事は「Celsius creditor committee called for CEO's removal」を参考にしています。