イラン当局が過去5ヶ月間で9,000超の仮想通貨マイニングファームを停止

仮想通貨マイニングに伴う大量の電力消費が問題視されているイランにおいて、過去5か月間で9,404ものマイニングファームが停止措置を受けていることが明らかになった。

今週、イラン現地メディアは、現地「警察は大量のエネルギー消費を伴う装置がイランの首都テヘラン地区に設置されていることを発見した」ことを報じたが、昨今のイランでは、このように電力消費を伴う装置及びこれを扱う事業者に対する監視の目が強まっている。特に、違法なマイニング装置等の多くは今年6月にイラン警察によって押収されており、これは7,000 台にものぼるとみられている。

イランと仮想通貨マイニングのこれまで

仮想通貨のマイニングに使用される化石燃料はイランにおいて非常に豊富であり、年々同国でのマイニング事業が盛んになっていた。

かかる動きを受け、国内の規制当局は、過去数年間に渡ってイラン国内の複数の都市で違法なマイニング活動を継続的に摘発している。ビットコイン電力消費指数のレポートによると、イランは昨年3月時点でビットコインハッシュレートの 7.5% を占めている。

今年5月には、イラン当局は地域内のマイニング行為を4か月間禁止する措置を実行。当該措置は9月に解除される予定であるが、それでも必要な電力需要を充足するべく、現在においても認可取得済の118ものマイニングプラットフォームに対して電力削減を行うなど継続的な対応が行われている。

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この記事は「Over 9,000 Crypto Mining Farms Seized In Iran To Combat Electricity Crisis」を参考にしています。