南米大手eコマース、イーサリアムのERC-20トークン規格に準拠したデジタル通貨を作成・導入へ

南米最大のeコマース企業MercadoLibreが、ロイヤルティプログラムの一環として、イーサリアムのERC-20トークン規格に準拠した新たなデジタル通貨を作成したことを報告した。
これにより、同社プラットフォームで製品を購入した顧客に対し、そのキャッシュバックとして 「MercadoCoins」を獲得できるようになる。

前述した通り、「MercadoCoins」はイーサリアムのERC-20トークン規格に準拠して作成されており、同トークンの実用性の幅が拡大するという点において、仮想通貨業界にとっても好影響が期待される。同通貨は、同社eコマースサイトでの商品購入の際のほか、同社金融サービス部門であるMercadoPagoで取引する際にも使用可能となる。

報告によると、正式リリース後に「MercadoCoins」はブラジルの 500,000にものぼる顧客に対して 1 枚0.10ドルで利用可能になる。その後、市場の変動に対応しつつ、8 月下旬までに同社の合計 8,000 万の顧客基盤を利用できるようになる予定だという。

今回の取り組みについて、MercadoLibre のカントリーリーダーであるFernando Yunes氏は、「同社はこの動きにより、短期的な市場の動きよりも長期的な機会に焦点を当てている」と説明。ブラジルでのeコマース競争が激化する中、同社はイーサリアムを活用する形で新たな取り組みを行っていく方針だ。

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この記事は「Brazil’s MercadoLibre Introduces Crypto Loyalty Program With MercadoCoin」を参考にしています。