EUで仮想通貨規制に関する新たな規制当局を創設か

EUが、仮想通貨規制に関する新たな規制機関を創設する計画を立てていることが明らかになった。当該機関が新たに創設されると、EUにおける仮想通貨関連の規制機関はこれで6つ目となり、明確な法規制整備に向けて対応に急いでいる動きが伺える。

発表によると、今回新たに創設が計画されている機関(以下「AMLD6」)は、マネーロンダリング防止(AML)に焦点を当てたものであるといい、仮想通貨セクターを直接監視・管理することとなる。

昨年 7 月、欧州委員会は、AMLD6創設の提案を発表。その後先月に、欧州理事会が同機関のバージョンを公開するとともに、今後8月中に議論が進められる予定であることを報告した。

AMLD6は、EU諸国が情報収集を行って共有するためのフレームワークのみを提供した以前のマネーロンダリング防止規制とは異なり、仮想通貨サービスプロバイダー――特に「高リスク」とみなされるプロバイダー――の監視を委託される予定だ。

EUはこれまで、2015年と2018年にAMLに関する指令を発令するなど、仮想通貨に対して厳格なアプローチを採用してきた。特に、企業の受益所有権に関する詳細情報等の特定データを収集して利用可能にするための要件を加盟国に設定する旨の指令が発された際には、世界的に注目を集めていた。

トレード戦略や投資の最新情報をサロン内にて配信中!!

>>オンラインサロンの詳細を見る >>Discordから入会する

この記事は「EU Creates New Regulator For Crypto Oversight」を参考にしています。