フィリピン中央銀行、9月1日へより新たな仮想通貨サービスプロバイダーのライセンス申請停止へ

フィリピン中央銀行(=Bangko Sentral ng Pilipinas)が、9月1日より新たな仮想通貨資産サービスプロバイダー(VASP)のライセンス申請を一時的に停止することを発表した。これは主に抽象的には、成長過程にある仮想通貨業界とデジタル資産に関連する潜在的なリスクとのバランスをとるためだといい、今後3年間停止を継続する方針。

今回の動きには、新たなVASPライセンスの通常の申請を3年間停止するとともに、新たなVASPライセンスを既存のBSP監督金融機関 (BSFI) にのみ付与することも含まれる。

630日にBSPが公開したデータによると、現在フィリピンにはVASPライセンスを持つ機関が19あり、そのうち5機関は未だ運用されておらず、1機関は1月に運用を停止しているという。

昨今の「著しい市場発展により、修正されたVASPライセンスアプローチの採用が必要になった」と、BSP責任者のFelipe Medalla氏は声明で述べたが、詳細は明らかにしなかった。同氏は主に以下のように説明している。

「既に登録されたVASPの全体的なパフォーマンス及びリスク管理システム、金融サービス及び金融包摂アジェンダへの影響…などを戦略的に評価することに焦点を移します。」

この記事は「Philippine central bank halts crypto service provider applications for 3 years」を参考にしています。