大手仮想通貨取引所バイナンスCEOのChangpeng Zhao氏が「仮想通貨の冬」を乗り切るための健全な軍資金があると述べている。また、同氏は市場の低迷期が雇用とM&Aを拡大していく最適な時期であると考えている。

仮想通貨市場の低迷は人材獲得と企業買収のチャンス

バイナンスのCEOであるChangpeng Zhao氏が、不安定な市場の中で新しい雇用を計画をしていることを「コンセンサス2022」で発表している。
同氏はバイナンスが「非常に健全な軍資金」を持っており、実際に雇用を拡大していると述べている。また、M&Aに関しても「ハイギア」に突入しているとして、今後は企業買収を進めていくようだ。

一方で他の仮想通貨企業は、これまでの仮想通貨市場の悪化で人員整理を迫られている。
大手仮想通貨取引所コインベースは新規採用の停止や多くの内定を取り消すといった対応に踏み切った。また、ウィンクルボス兄弟が運営する仮想通貨取引所のジェミニも「現在のマクロ経済と地政学的な混乱によって状況が悪化している」として初の10%の人員削減を発表した。
バイナンスは健全な財務体制を維持している理由として、マーケティングに過度に支出しないことの結果であると主張している。
他の仮想通貨企業の中にはスーパーボウルの広告やNBAの本拠地の命名権を獲得するために何百万ドルも出費しており、Zhao氏はこれを「強気相場では誰もが馬鹿げた報酬を支払っている」として批判している。

今後同氏はForbesへの2億ドル(約268億円)の投資などの取り組みを基に、他の企業への投資を増やして多くの分野へブロックチェーン技術の採用を促進していくと述べている。
また、バイナンスは過去にリスク管理を十分に提供できていなかったとして、今後はより多くのユーザーに教育や情報を提供するとしている。

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この記事はBeInCryptoの「Binance CEO Thinks Crypto Winter Is Best Time to Hire and Expand」を参考にして作られています。