大手仮想通貨取引コインベースのブライアン・アームストロングCEOが、今後10年のうちに仮想通貨を使用する人が10億人に到達すると予想している。

仮想通貨は10億人規模の市場に

今週月曜日に開催されたミルケン研究所グローバルカンファレンスに出席したコインベースのブライアン・アームストロングCEOが、仮想通貨の今後について言及している。
同氏は投資運用会社ARK社のキャシー・ウッドCEOとの対談で、次のように述べている。

10年以内に、現在の約2億人から10億人が仮想通貨を使用したり試したりするようになるでしょう。
10～20年後には、GDPのかなりの部分を仮想通貨が占めることになると思います。

また、アームストロングCEOはウォール街や政府機関から優秀な人材が仮想通貨分野へ流出していることを指摘し、ウッド氏もこれに同調している。
ウッド氏は人々が直接トークンを取引したり貸し借りしたりできる分散型金融に将来性を見出しており、このままの場合、更に人材が流出してしまうことを警告している。

ウォール街はこのことを真剣に受け止めなければならない。
さもなければ彼らは空洞化するだろう。

また、仮想通貨ユーザーが10億人に達するという予想は、今年1月に仮想通貨企業のCrypto.comからも発表されている。
同社の預金や様々な仮想通貨アドレスのデータポイントから導いた予測では、今年の12月までに達成すると見込まれている。
一方で過去最高値からの暴落後に思うように上昇できない状況や、仮想通貨を政府が禁止する国も出てきており、今年中に達成するのは困難という意見も出ている。

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この記事はBloombergの「Coinbase CEO Predicts One Billion Crypto Users Within a Decade」を参考にして作られています。