テスラ社がビットコインを含む仮想通貨の将来性に期待していると、米国証券取引委員会(SEC)に提出した書類の中で言及している。
同社はビットコインを「現金に代わる流動的な資産として長期的な可能性を持っている」と述べている。

ビットコインは現金に代わる資産

第一四半期の報告書をSECに提出したイーロン・マスク氏率いるテスラ社が、改めてビットコインに対しての立場を明確にしている。
2021年1月に同社は投資方針を更新し、柔軟性を高めてリターンを最大化するために仮想通貨への投資を可能とした。
その後、テスラ社は2021年の第1四半期に総額15億ドル(約1952億円)分のビットコインを購入しており、現在ではオンラインショップの一部の商品をドージコインで購入できるようになっている。
そのような中で今回同社は、ビットコインの将来性や仮想通貨への今後の投資の可能性について言及している。

当社は、仮想通貨が投資対象として、また現金に代わる流動的な資産として長期的な可能性を持っていると考えています。
他の投資と同様、また当社が現金および現金同等物勘定を管理する方法と同様に、当社は事業のニーズや市場および環境条件に対する当社の見解に基づき、いつでも仮想通貨の保有を増減させることができます。

ビットコインを巡る同社の動きはこれまで市場に影響を与えており、2021年3月にCEOのイーロン・マスク氏がツイッターを通じて、同社が支払い手段としてビットコインを受け入れると発表した際には大きな上昇を見せた。
しかし、それから2カ月も経たないうちにマスク氏は環境への悪影響を理由に前言を撤回し、ビットコインを受け入れないことを明らかにして市場は荒れ模様となった。
その後の7月にはビットコインのマイニングがクリーンエネルギーを用いた方向に進めば支払い方法として追加することを再検討すると明言し、10月にはSECへの提出書類で仮想通貨決済の門戸を開いていることを表明した。

そして今年の4月にはブロックチェーン開発企業のブロックストリーム社とデジタル決済企業のブロック社(旧スクエア)の建設する太陽光発電のマイニング施設に協力し、同社の発電システムが使用されることになっている。

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この記事はBlockworksの「Tesla ‘Believes in the Potential of Digital Assets,’ SEC Filing Reveals」を参考にして作られています。