SFC(香港の証券先物取引委員会)はBinanceを例に挙げ、無登録の仮想通貨取引所へ警告

香港のSFC(証券先物取引委員会)はBinanceを始めとした、無登録で規制されていない仮想通貨取引所に対して警告を行なった。SFCは、香港国内での仮想通貨取引所として営業する上で、必ずライセンスを取得する必要があることを強調している。

今回、具体名を挙げて警告されたBinanceについて、SFCは同取引所が提供する「株式トークン」が香港で "証券" にあたるとして、指摘を行なっている。

「株式トークン」は、海外の上場株式をもとに価格が裏付けされた特徴のある仮想資産です。これは香港では "証券" に該当する可能性が高いです。このようなもののマーケティングや配布は、規制された中で行われなければなりません。必ずSFCからの許可を得る必要があります。

無登録の仮想通貨取引所を利用するリスクとして、SFCの執行部のエグゼクティブ・ディレクターであるThomas Atkinson氏は、以下のようにコメントをしている。

投資家は、規制されていない取引所で仮想資産を取引することのリスクに注意する必要があります。万が一、取引所の運営が停止したり、ハッキングされた場合、投資家は取引所のプラットフォーム上で保有する全ての投資額を失うリスクに直面する恐れがあります。

SFCに対しては「無登録の取引所で開設した口座から、現金や仮想通貨を引き出すことができない」といった事例も報告されている。すでに一部で被害も出ているようだ。

Binanceへは香港以外にも、英国、日本、イタリア、タイ、リトアニア、ケイマン諸島など、多くの国の規制当局が警告が行われている。投資家は海外取引所を使う際は、リスクを伴うことを理解する必要がある。

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この記事は、news.bitcoin.comの「Hong Kong Regulator Warns About Unregulated Cryptocurrency Trading Platforms and Binance」を参考にして作成されています。