仮想通貨取引所Binanceが、SEPAを利用したユーロ預金を一時的に無効にしたことを報告している。

同取引所はこの理由について「コントロールできない出来事のため」と説明した。

仮想通貨取引所バイナンスがユーロ建ての入金を停止

仮想通貨取引所Binanceが、「コントロールできない出来事のため」に、EUの決済ネットワークであるSingle Euro Payments Area(SEPA)を介したユーロ預金を停止したことをメールにて顧客に報告した。

我々のコントロールを超えた事象のため、202177日午前8(UTC)からSEPA銀行送金によるユーロの入金を一時的に停止しています。

SEPAは、ユーロ建ての支払いのための単一市場を作ることで、ヨーロッパの支払いを迅速、簡単、安価にすることを目的としたネットワークのことだ。ユーザーは、このSEPAを利用して現金を取引所に送金している。しかし今回のエラーにより、SEPAを使用しているBinanceの顧客は、このシステムを使って現金を預けることができなくなった。

顧客は引き続き、クレジットカードやデビットカードを介してBinanceへのユーロ預金を行うことは可能となっている。

またBinanceはこの件に対して、「この問題を解決するためにパートナーと協力している」とコメントした。

つい先日は英大手銀行バーグレイズが、カードを使って顧客がBinanceへ送金を行うサービスを停止するとの措置を取っている。規制問題などで揺れるBinanceだが、この世界最大手である仮想通貨取引所の今後の動向に注目していきたい。

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この記事は、U TODAYの「Binance Suspends Euro Deposits Via Bank Transfers Amid Regulatory Scrutiny」を参考にして作成されています。