英国の大手銀行は、バイナンスへ送金を停止すると発表

英国の銀行大手のバークレイズ銀行は、英国の金融行動監視機構(FCA)からの通知を受け、バイナンスへの送金を停止すると発表した。

バークレイズ銀行は、顧客に対し再度通知するまでバイナンスへ送金を停止するという以下のようなメッセージを公表した。

今年、バイナンスに支払いを行ったお客様には、今後の通知があるまでバイナンスへのクレジットやデビットカードでの送金を停止することをお知らせいたします。これは、お客様の資金を安全に保つための措置です。詳細については、FCA Binanceをオンラインで検索してください。この件でお客様にご迷惑をおかけして申し訳ございません。

バイナンスはFCAが示す仮想通貨不正利用防止の基準を満たしていないため、仮想通貨取引サービスの禁止が課されている

FCAはバイナンスの英国法人であるBinance Markets Limited(BML)に対し、禁止している仮想通貨取引サービスを行ってはならないと警告した。

しかし、バイナンスは、BMLが製品やサービスを提供しない独立した法人であるため、英国での仮想通貨取引サービスに支障をきたすことはないと主張した。

バークレイズ銀行のカスタマーサポートは、不満を抱いているバイナンスの顧客に、FCAのウェブサイトでバイナンスや仮想通貨投資全般に関する情報を得るよう促している。

マレーシアやシンガポール、日本やタイなど、世界各地の規制当局は、バイナンスに対する監視を強化している。

バイナンスは、本拠地を持たずに分散型で運営してきたが、数多くの規制の障害に直面しているため、コンプライアンス義務を非常に真剣に受け止めていると述べた。

日々、規制問題が話題となる仮想通貨取引所大手のバイナンス。これからも適切な対応が求められ監視の目も強化されていくことだろう。だが一方で、ユーザーにとって不正利用などセキュリティ面の配慮も重要な要素となる。これからも、バイナンスの規制に対する対応とユーザーの反応について注目していきたい。

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