49%の投資家は、仮想通貨に否定的な姿勢。ウォーレン・バフェットの意見に同意

投資銀行のJPモルガンが、1,500機関の数千人の投資家を対象に仮想通貨に関する調査を行い、肯定的な意見、否定的な意見が割れた結果となった。

肯定的な意見としては、42%の投資家が仮想通貨は今後も存在し続け、9%の人間は重要な資産になっていくと考えている。一方、49%の投資家は仮想通貨の未来に期待しておらず「一時の流行」「ネズミの毒の2乗」であるとして、否定的な姿勢に立っているようだ。

「ネズミの毒の2乗」とは、著名投資家であるウォーレン・バフェット氏が、仮想通貨に対しての意見を求められた時に発言した言葉である。同氏は仮想通貨に関して「犯罪に利用される通貨」「忌々しい開発であり、文明の利益に反している」として、痛烈に批判してきた。「ネズミの毒の2乗」発言の真意は明らかにされていないが「喜んで飛びつくが、いずれ悪い結末を招くもの」であると推測される。"2乗" とはそれを強調したものと考えてよいだろう。

アンケートの結果について、規制に関しては、調査対象となった投資家の81%が仮想通貨に対する規制の強化を期待しているとした。また、95%が「やや、あるいは非常に多く詐欺が蔓延している」と考えている。

さらに「会社として仮想通貨を取引しているか」の問いに関して、実際に取引しているのは約10%にとどまった。取引をしていない人のうち、今後取引をする予定と答えたのは20%であり、まだ懐疑的な見方が強いと見られる。

ただ、個人的な投資については、投資家の40%が積極的であると答えた。会社レベルでは信用が不十分であるものの、個人レベルではそのボラティリティの大きさから、投資対象として魅力を感じている人も多いようだ。

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この記事は、news.bitcoin.comの「JPMorgan Survey: 49% of Institutional Investors Agree Cryptocurrency Is 'Rat Poison' as Warren Buffett Says or a Fad」を参考にして作成されています。