ここ数日間、ビットコイン価格は着々と上昇を遂げている。
4月5日、7,000ドル(約76万円)を超えたビットコインは一時7,200ドル(約78.5万円)付近を推移していた。
怒涛の3月を乗り越え強気相場を迎えつつあるビットコイン市場であったが、複数の著名アナリストによると、今週は一時的に約5680ドル(約62万円)のラインまで一旦下落がする可能性が高いといい、再び市場に緊張が走っている。
ビットコイン(BTC)、7,000ドル突破がカギに
ビットコイン価格は、4月4日日曜日の最安値から、その翌日4月5日のうちに6%以上もの上昇を見せた。
この状況だけを切り取った場合、一見今後のさらなる上昇に期待が高まってしまう。
だが、著名アナリストによれば、ビットコイン価格は再び下落する可能性が高いという。
「(4時間足で分析すると、)ビットコインはここ数週間で 4回、7,000ドルを取り戻す試みを見せては、失敗を続けていた。そして今週で5回目の試みである。過去4回の値動きを見ると、7,000ドルラインは心理的にも技術的にも、主要なレジスタンスであることは間違いない。」
暗号資産(仮想通貨)アナリスト兼、人気著書『Altcoin Trader's Handbook』の著者であるNik Patel氏は、今後のビットコイン市場に弱気な見解を示す。
「中期的な時間枠で考えた場合、ビットコインは今すぐには7,000ドルを超えることができない。次は、現在の価格から20%減の、5,680ドルに向けて再び下落していく可能性が高いとみられる。」
また、著名投資家のCrypto Cactus氏も、今後のビットコインに対して懐疑的な姿勢を見せる。
「今回、重要ラインである7,000ドル突破に失敗した場合、暗号資産(仮想通貨)市場は再び弱気相場に逆戻りする可能性がある。ビットコインが万が一7,000ドルに跳ね返されてしまったら、過去3週間かけて形成されつつあった強気な市場感情は一瞬にして打ち消されるだろう。」
しかし、こちらも著名投資家のWilly Woo氏は、「ビットコインは底を打ったため、3月の最安値である3,800ドル(約41万円)のラインを下回ることはないだろう。」と述べ、ビットコインが再び暗黒期に入ることはないだろうと予測する。
様々な著名人の予測が飛び交っている今日のビットコイン市場。
短期的には、7,000ドルを無事突破できるかどうかが今後の命運をわけることになりそうだ。
引き続き、ビットコインを含む暗号資産(仮想通貨)市場に注目していきたい。
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