暗号資産(仮想通貨)の取引記録解析を専門とするスタートアップChainAlysisに30億円以上の出資が集まっている。
今、そのような解析がなぜ必要とされ、どのように利用されているのだろうか。
仮想通貨の取引記録解析に注目集まる
暗号資産(仮想通貨)の取引記録解析を専門とするスタートアップChainAlysisが、30億円以上の資金調達に成功した。
取引記録の解析は銀行などから大きな注目を集めており、ロンドンに本拠地を置くバークレイズ銀行などと提携している。
その背景にあるのは、暗号資産(仮想通貨)の犯罪に利用されがちな側面が大きいだろう。
取引履歴の解析はその抑制やリスクの削減につながるのだ。
例えば、ブロックチェーンから取引記録を解析することによって、犯罪に加担している疑いのある口座の特定することで、より捜査を効率化出来る。
このように、不正な取引をある程度特定可能になることで、犯罪の抑止力に繋がり、暗号資産(仮想通貨)の普及が更に勢いを増すことに期待が持てる。