本日2025年7月4日5時現在の仮想通貨市場概況
主要仮想通貨はETFへの資金流入影響で上昇傾向です。
BTCとXRPは堅調に推移し、ETHは過熱感から一時的な調整が入りました。
米国経済指標と政策動向が市場を引き続き左右しています。
ビットコイン(BTC)
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Decryptによると、ボラティリティは高く、108,000USD(ドル)の心理的節目を突破するか注目されましたが、終値でのブレイクは難しかったようです。直近の4時間足では何度か上昇が見られたものの、強いトレンドは確認されず「レンジ相場に近い状態」で推移しています。
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年初来では+13%と堅調です。6月末から7月初めにかけて、ETFや政策面での好材料が買い支えになっています。
- 市場では引き続き「レジスタンスは114,000USD(ドル)、サポートは100,000USD(ドル)~103,000USD(ドル)」という見方が支配的で、ETFへの資金流入が堅調です。
- オーストラリアの報道では「戦術的に金のような役割を担う本格的な資産に成長しつつある」と評価され、今後12ヶ月で200,000USD(ドル)まで到達する可能性も指摘されています。(Global X ETF予想)
イーサリアム(ETH)
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7月2日から急上昇し、約10%戻しました。2,598USD(ドル)近辺でのレジスタンス突破に挑戦中と報じられています。
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2,500USD(ドル)前後のレジスタンスを上抜けたことで、上昇モメンタムは強まりつつあります。
- チャートでは200日移動平均の2,500USD(ドル)以上の位置をキープし、「ブルフラッグ」形成中との見方もあり、2,745USD(ドル)突破後には3,067USD(ドル)までの上昇余地も指摘されています 。
リップル(XRP)
- 米トランプ政権の“戦略的ビットコイン保有”政策により、XRPを含む仮想通貨が政府のストックピルに指定され、相場全体の追い風となっています。
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7月4日には、4時間足での短期「フォールイング・ウェッジ」からのブレイクが観察され、2.12USD(ドル)から2.2965USD(ドル)への急騰が確認されました。
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昨日(7/2)には、XRP 400Mトークンがエスクローに再びロックされた影響で一時2.19USD(ドル)の押し目がありました。
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Changellyの予測では、テクニカルではやや弱気と見られつつも、強気ゾーン入り中。
初心者ポイントまとめ
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BTC: 108,500USD(ドル)〜110,000USD(ドル) のレンジで推移し、米国時間深夜に一時110,300USDを突破後、終値は109,566USD(ドル)台で落ち着いています。ETF流入などの支援材料で安定感を見せていますが、依然として上下の値幅は大きめです。
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ETH: 大きく反発し、前日比+4.5%超です。テクニカルでは2,600USDのレジスタンスを突破トライ中で、強い買いシグナルが点灯していると指摘されています。
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XRP: 2.23USD(ドル)〜2.30USD(ドル) のレンジで安定し、終値は2.26USD(ドル)と小幅上昇しています。7月初旬のETF承認期待や規制緩和ニュースが追い風となっています。
2025年7月4日の仮想通貨市場は、前日にかけて一度下押しする動きが見られた後、しっかりと買い戻しが入り、総じて底堅い展開となりました。
ビットコインは108,500USD〜110,000USDの間で揉み合いながらも、終盤にかけて109,500USD台を維持し、堅調な値動きです。
イーサリアムは2,600USDの節目を意識しながらも、テクニカル的には上方向へのモメンタムが強まっています。
リップルも2.23USDのサポートを守りつつ、2.30USDを試す展開で、今後の動きが注目されています。
初心者の方は、急な値動きに焦ってエントリーせず、「サポートライン(下値の支え)」や「レジスタンスライン(上値の壁)」を意識した上でトレンドの方向を見極めることが大切です。
短期的なノイズに惑わされず、中長期の視点を持ちながら少しずつ参加していくと安心です。