本日2025年7月2日5時現在の仮想通貨市場概況
暗号資産市場はやや軟調です。
ビットコインがNASDAQなどの株式相場に連動し、利益確定売りが優勢となっています。
主要アルトコインも概ね調整局面に入り、XRPのみ小幅堅調に推移しています。
ビットコイン(BTC)
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現在価格は約106,040USD(ドル)前日同時刻比で-1.46%の下落となっています。
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日本時間午前7時頃:107,772USD(ドル)まで急反発。これは、7月9日に予定されている米関税発表を前に、機関投資家が買い控えつつも買い支えた結果と見られます。
- 日本時間午後2時頃:106,300USD(ドル)帯でサポートされ、20日移動平均線(約106,000USD(ドル))上をキープ中です。
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短期的には、110,000USD(ドル)超えで次の上昇ターゲットは115kUSD(ドル)〜120kUSD(ドル)。失速すると100kUSD(ドル)台後半へ一時調整もあり得ます。
イーサリアム(ETH)
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現在価格は約2,423.05USD(ドル)前日同時刻比で-1.48%の下落となっています。
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日本時間早朝:2,519USD(ドル)の高値を記録後、価格は2,440USD(ドル)〜2,520USD(ドル)のレンジへ縮小しました。
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取引所内供給量が17.1M ETHへと減少しており、ホルダーの蓄積傾向を示唆しています。
- この縮小レンジはブレイク前の準備段階とも読み取れ、2,550USD(ドル)突破で次の目標は2,650USD(ドル)〜2,700USD(ドル)、反対に2,420USD(ドル)割れだと短期調整で2,200USD(ドル)−2,300USD(ドル)へ落ちるリスクが意識されます。
リップル(XRP)
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現在価格は約2.19USD(ドル)前日同時刻比で-0.46%の下落となっています。
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日本時間午前8時ごろ:2.31 USD(ドル)まで急騰。これはEVM互換サイドチェーン立ち上げと、7月3日のSEC会合を前にした期待感によるものと予想されます。
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概ね2.17USD(ドル)のサポートライン上で安定。チャート上ではMACD短期ラインの強気クロスが確認されています。
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SECの見通しが後ろ向きだと、急落で2.15USD(ドル)以下へ急落のリスクも残ります。
初心者ポイントまとめ
・BTC:現在は強い機関買い支えによって104kUSD(ドル)〜110kUSD(ドル)のレンジで安定しています。110kUSD(ドル)突破で次の上昇トレンド、失敗すると100kUSD(ドル)台を切る調整もありえます。
・ETH:取引所から流出が続き、ホルダー増加の兆し。2,550USD(ドル)突破なら上昇継続の可能性、逆に2,420USD(ドル)割れは注意してください。
・XRP:SEC会合を控え期待先行中。2.30USD(ドル)超えたら上昇加速の可能性ありだが、結果次第では反落要警戒です。
今日は、機関ETF流入と重要イベントを前にした神経質な展開でしたが、全体的に底堅さも見られました。ファンダメンタルではSEC会合(特にXRP)や米関税発表(BTC)など、今週大きな転機となる出来事が控えています。引き続き要チェックです。