米ニューヨーク南部地区連邦地検が、FTX創設者のサム・バンクマン・フリード被告の詐欺行為を詳述した書面を3月15日に裁判所へ提出した。
当局は同被告に対し40年から50年の懲役が妥当であると考えているようだ。
最長50年の懲役か
連邦地検が、顧客資金約80億ドル(約1.2兆円)を流用して有罪判決を受けたサム・バンクマン・フリード被告に対し、懲役40年から50年の刑を求刑している。
ダミアン・ウィリアムズ検事が署名したこの書面には、同被告の違法行為は、金融および政治システムの信頼性を損なうだけでなく、複数の国で数万人の被害者が重大な損失に苦しむことにもつながったと記載されている。
フリード被告は、アラメダ・リサーチにおける財務上の詐欺行為のほかに、無認可の送金事業の運営や銀行への不正行為など7件の犯罪で11月に有罪判決を受けている。
今回の書面では、同被告が証拠を隠滅するために暗号化メッセージを使用したり、証人を改ざんしたりするなど、裁判への妨害についても指摘している。
このようなことから、地検側は同被告の犯罪は多岐にわたり、性質は深刻で多くの被害をもたらしたとして、軽減事情はないと非難した。
そして、厳罰が必要であり、再犯防止策の導入後に自由への復帰が検討されるべきだと述べている。
被告人が再び金融業界で働く可能性は低く(不可能ではない)、不正に得た利益のすべてを没収される可能性が高いが、正義は被告人が犯した犯罪の異常な規模に見合った実刑判決を受けることを要求する。
以上の理由で、刑罰の正当な目的から、40年から50年の禁固刑が必要である。
この判決は3月28日に予定されている。
この記事を読んだあなたへのおすすめ↓↓↓
トレード戦略や投資の最新情報をサロン内にて配信中!!
この記事はCryptoSlateの「US prosecutors want SBF to serve at least four decades in prison」を参考にして作られています。