本日、ビットコインは節目となる3万ドルを割り込む展開となっている。
現在の価格帯はレンジ下限であり、同ラインを割れたときにどこまで落ちるかが市場の注目ポイントとなっている。
そこで今回はビットコインの値動きを振り返り、3つの視点から暴落が止まるポイントを予想していこうと思う。
ビットコインは5月の大暴落後、28,800ドル~42,000ドル付近でレンジを形成しながら推移を続けていた。。
7月に入りボラティリティは縮小、価格も徐々に弱気な推移となっている。
そんな中ついに本日ビットコインは下落方向に動き始めた。現状のところレンジ内に収まる推移となっているが、ここからの暴落に投資家は警戒心を高めている。
ここからは具体的に底値を予想していこうと思う。
テクニカルも立派な相場予測の1つの手法であり、投資家の心理を図るには良い指標である。
先ほどのチャートをもう一度見返していただきたい。まずは青ラインの28,800ドル付近が意識されるだろう。
同ラインは1月の強気相場時のサポートとして3回、5月以降のサポートとして2回反発している。
チャートを引き気味に見ても目立つポイントであり、ここは投資家に意識されるラインで有ろう。
もし28,800ドルを割っただどこがサポートになるであろうか。チャートを見ると、28,000ドル以下に明確なサポートがあるようには見えない。
そのようなときには、投資家がどこで売買しているか、その数がどのくらいいるかというのは非常に重要な指標になる。
今回意識したいのは「大口投資家の取得単価」と「価格別の出来高」だ。
前者で考慮したいのはやはりマイクロストラテジー社である。同社はBTCを24,311ドル付近で約91,000BTC以上保有している。
この事実は世間にも知られていることから、この価格が意識されて買われるシナリオはあるだろう。またマイクロストラテジー社が同価格で撤退することも考えにくいことから、一度は反発することが予想される。
後者は、その価格でどれだけの出来高があるかという指標で、価格別の売買活発度がわかる指標だ。
出来高が多い価格帯は、売買も盛んになるため売り買いも拮抗することが予想される。
これらの点から28,800ドルを割ったときには、24,000ドルラインが意識されるだろう。
マイクロストラテジー社が約253BTCを購入|ビットコイン保有総額は22.6億ドルへ
どれだけ大きい暴落もいつかは必ず止まる。
2018年以降記憶にのコツ大きな下落といえば以下の3つが考えられるだろう。
・巨大ディセトラ下抜け(2018年11~12月)
・習近平の直角上げ→全戻し(2019年9~11月)
・コロナショック(2020年3月)
これらの暴落時には明確なサポートラインを見分けるのが難しかったが、振り返ると「損益分岐点」あたりで反発していたことが伺える。(図の赤曲線)
実は2021年5月の暴落時も損益分岐点で止まっているのも確認できた。
損益分岐点を当てに価格予想やエントリー戦略を決めることは難しいが、暴落が止まる目安としてはある程度参考になると考える。
現在の損益分岐価格はおおよそ16,000ドル付近を推移している。フラッシュクラッシュが起きたときには、このラインも頭に入れておくとよいかもしれない。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner