Dencunアップグレード目前、イーサリアムのステーク額は1160億ドルに増加

Dencunアップグレードが迫る中、イーサリアムネットワークにステークされているETHの量は年初から9％増加している。

Dencunアップデートを1週間後に控えた現在、Beaconチェーン上には約1160億ドル（約17兆4410億円）相当の3,138万7,000ETHがステークされている。

Staking Rewardsによると、1月上旬に若干の落ち込みが見られた後、ネットワークにステークされたETHの量は着実に増加しており、年初から9％増加している。

CoinGeckoのデータによると、本稿執筆時点のイーサリアム価格は約3,720ドル（約56万円）で、前日比6.5%増、前週比14.1%増となっている。

Dencunのアップグレードは、イーサリアムのコア開発者コミュニティ以外のほとんどの人にとって、プロトダンクシャーディングをその目玉としてきた。

それは、プロトダンクシャーディングによって、ユーザーがネットワーク上で取引するのがより速く、より安くなるからだ。

しかし、ステーキングプロセスにも変更が予定されている。

バリデータとETHステーキングに影響を与えるDencunの重要なアップグレードの一つがEIP-7044だ。

要するに、ユーザーがフルバリデータでなくてもステークしたETHで報酬を獲得しやすくなり、ETHのアンステークプロセスが合理化される。

現在、独立したバリデータになるために必要な32ETHの資金を持たないユーザーは、他のユーザーと資金をプールすることができ、プールマネージャーやハードウェアプロバイダーに支払う手数料を差し引いても報酬を得ることができる。

EIP-7044はまた、ETHバリデータとステイカーが、永続的に有効な署名付きボランタリーエグジットと呼ばれるポジションをいつ終了するかの指示をスマートコントラクトに保存し、いつ実行すべきかを指定することを可能にする。

例えば、バリデータノードを運営している人は、自分のハードウェアが一定ブロック数処理されないままである場合に、そのノードから退出したいと思うかもしれない。

これはバリデーターにとって重要な保護である。

なぜなら、バリデーターは時間通りにトランザクションを処理できなければ、多額の罰金に直面する可能性があるからだ。

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