FRBがファーミントン州立銀行に対する執行措置を終了することを発表へ
FRBは2月6日、ファーミントン州立銀行に対する執行措置を終了し、FTX系列銀行が「事業縮小計画を完了し、もはや銀行として機能していない」と報告した。
声明では、2023年7月から施行されている理事会の執行措置により、銀行の預金者を保護する方法で銀行業務を縮小することが保証された」と発表されている。
FRBは以前、2023年8月にファーミントン州立銀行とその持株会社FBHコーポレーションが規制監督当局に通知することなく事業計画を変更したと主張していた。
また、FRBは、フランス・パリのBNPパリバに対する執行措置の終了も発表した。
FRBは、BNPパリバに関して、「いずれの執行措置も2014年6月から施行されており、BNPパリバに対し米国の制裁法の世界的な順守を確保するためのプログラムの実施を義務付けている」と述べている。
なお、ファーミントン州立銀行は、2022年にエリザベス・ウォーレン上院議員及びティナ・スミス上院議員が同銀行とFTXとの関係を調査し、アラメダがどのようにして同銀行(当時ムーンストーン銀行)を買収できたのかに関する情報を求める書簡を送付したことを端緒として、捜査機関等による精査に直面していた。
この書簡では、「銀行システムはこれまでのところ最近の仮想通貨暴落による比較的大きな被害を受けていないが、FTXの破綻は仮想通貨が規制当局が認識している以上に銀行システムに統合されている可能性を示している」との懸念が示されていた。
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この記事は「FTX-linked Farmington State Bank Cleared from Federal Reserve Enforcement Action」を参考にしています。