シンガポールMAS、新たな仮想通貨エンティティを含む警告リストを拡大で規制強化へ
シンガポール金融管理局(MAS)が、より多くの企業を投資家警告リストに含めるために監視を拡大している。
このMASの動きは、2021年11月下旬に世界有数の仮想通貨取引所であるBinanceをMAS投資家警告リストに加えたことから始まったパターンに倣ったものである。
MASは、12月初旬にimTokenを当該リストに追加したことにより、仮想通貨取引所や非保管ウォレットを含むデジタル資産エコシステムの他の側面に焦点を当てる意向を示した。これらのウォレットは、ユーザーが自分の秘密鍵や資産をより細かく管理できるようにするものであるが、投資家や金融システムにもたらす可能性のある潜在的なリスクについては注目されていなかった。
MASの動きは投資家への警告であるだけでなく、仮想通貨ビジネスに対して現地の規制を遵守することの重要性を改めて強調するものでもある。
このような一連の動きを受けて、BinanceはシンガポールのIPアドレスを地理的にブロックすることや、シンガポールのアプリストアからアプリを削除することを検討するなど、準拠するために重要な措置を講じた。これらの措置は、影響を受ける他の事業体が規制上の懸念に応じてたどらなければならない可能性のある潜在的な道筋を示している。
警戒リストにさらに多くの仮想通貨事業体を追加することは、仮想通貨規制に対するシンガポールの断固たる姿勢を反映している。強固な金融規制の枠組みで知られる同国は、投資家の保護を確保し、仮想通貨分野での違法行為を防止するために積極的なアプローチを取っていると評されるところ、引き続きシンガポール規制当局による仮想通貨に係る動向に注意を払う必要がある。
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この記事は「SINGAPORE MAS EXPANDS ALERT LIST WITH NEW CRYPTO ENTITIES」を参考にしています。