オーストラリアの仮想通貨関連詐欺が162%以上増加、被害額は約1億5,000 万ドルに
2022年、オーストラリア人は、仮想通貨に関連する投資詐欺として、合計1億4,830万ドルの損失を被ったことが明らかになった。国の消費者規制機関であるオーストラリア競争消費者委員会(ACCC)が報告している。
当該報告によると、これは2021年と比べて162.4%もの増加に相当するほか、2022年にオーストラリアで報告された詐欺事犯の被害額全体の7.1%にあたるといい、仮想通貨犯罪の急速な増加傾向が顕著にうかがえる。
このような現状について、ACCC副議長を務めるCatriona Lowe氏は、以下のように言及している。
「詐欺の急増は、洗練された戦術で被害者をおびき寄せて欺くことを容易にする新しい技術に部分的に起因しています。我々は、詐欺を検出することを困難にする新しい戦術が出現するのを確認してきました。これには、正規の組織の公式の電話番号、電子メールアドレス、 Webサイトの偽装などから、本物のメッセージと同じ会話スレッドに表示される詐欺テキストまで、あらゆるものが含まれます。(中略) オーストラリア人は2022年にこれまで以上に多くの資金を詐欺で失っており、被害者、その家族、企業に甚大な精神的苦痛を与えています。」
「オーストラリア政府、法執行機関、民間部門は、より効果的に詐欺と戦い、その数を減らすために、連携をこれまで以上に強化する必要があると考えています。」
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この記事は「Australian crypto scams increased by over 162% with nearly $150M lost」を参考にしています。