食料品小売業のPick n Payは、3ヶ月間の試験的なテスト段階を経て、国内の全店舗にビットコインの適用範囲を拡大する。
小売大手のPick n Pay、南アフリカ全土の1,628店舗でビットコインを利用可能に
南アフリカの食料品小売業者Pick n Payは、39カ所での3カ月間のパイロットテスト段階を経て、国内の全1,628店舗にビットコインの取り扱いを拡大しようとしている。
全国展開の一環として、店舗の顧客は、スマートフォンのアプリを使用するか、QRコードをスキャンして、支払い時に南アフリカランドの変換レートを受け入れることにより、仮想通貨を使用して商品の支払いを行うことができるようになる。
BTCでの支払いには、Bitcoin Lightning Walletと、Bitcoin Lightning Walletと連携したCryptoConvert社のスキャナアプリ「CryptoQR」が必要だ。
支払い手続きは、ユーザーがCryptoQRアプリを通じて商品のQRコードをスキャンし、ライトニングウォレットに進んでレートを確認し、取引を完了させる必要がある。
この動きは、同国の金融規制当局である金融セクター行動庁(FSCA)が2022年10月に金融顧問法を改正して仮想通貨を金融商品として分類し、南アフリカで初めて仮想通貨を規制下に置き、金融サービスプロバイダーが国内外での暗号資産を提供できるようにした後に行われたものだ。
この小売チェーンは、数年にわたり一部の店舗でサービスを試験的に行ってきたが、2022年11月に仮想通貨決済を全国で展開する計画を明らかにした。
アフリカ諸国の中で、南アフリカは仮想通貨導入でリードする
また、アフリカ諸国の中では、南アフリカが仮想通貨の導入でかなりの進捗を見せているようだ。
Chainalysisの2022年世界仮想通貨導入指数によると、南アフリカは仮想通貨導入の面で世界第30位にランクされている。
南アフリカの人口の約10%から13%が仮想通貨を保有していると推定されている。
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