新しいCrypto Carbon Ratings Institute (CCRI) のレポートによると、イーサリアム(ETH)ブロックチェーンのマージが成功したことで、CO2排出量が限りなくゼロに近づいたとのことだ。
イーサリアムのCO2排出量が99.99%削減
より持続可能なブロックチェーンの構築を目的とした待望のイーサリアムマージは、第2位の仮想通貨をproof-of-workコンセンサスモデルからproof-of-stakeに転換させた。
ブロックチェーンソフトウェア企業であるConsenSysが委託したCCRIの報告書によると、これによりイーサリアムの炭素排出量は推定99.99%削減されている。
仮想通貨の持続可能性企業の報告書によると、イーサリアムの年間電力使用量は、合併後に2300万メガワット時間から2,600強になったようだ。
その結果、炭素排出量は年間1100万トン以上から870トン以下に減少し、米国環境保護庁によると、これは一般的なアメリカの家庭100軒分を合わせた量に相当するという。
イーサリアム財団による以前の試算では、このマージによって電力使用量の減少率は99.95%とやや低くなるとされていた。
低炭素プロジェクトのインフラとなることが可能に
ConsenSysの創設者でイーサリアムの共同創設者であるJoseph Lubin氏は、次のように述べている。
「我々は、イーサリアムマージの影響が、歴史上あらゆる産業の中で最大の脱炭素化努力である可能性を立証する、このレポートをCCRIに委託できたことを嬉しく思っている。イーサリアムは将来の成長に対する最大の障壁の1つである高い二酸化炭素排出量を取り除いた。マージによって世界中の低炭素プロジェクトのためのインターネットITインフラになることが可能になり、さらなる関心、開発、採用、投資の波が押し寄せるようになった。」
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