仮想通貨取引所Binance、カナダ・オンタリオ州での運営停止
大手仮想通貨取引所Binanceが、カナダ・オンタリオ州での運営停止を発表した。
今週水曜日、取引所Binanceが、カナダのオンタリオ証券委員会(OSC)に書簡を送付。当該書簡では、既存ユーザーに対するサービス利用停止や、新規ユーザーに対する口座開設サービスの停止が表明された。
今回の動きに関して、OCSは以下のように説明している。
「(当該書簡は、)BinanceがOSCに対して法的拘束力を有する約束を行ったことを意味します。(中略) OSCは…、オンタリオ州証券法の過去、現在、又は将来の違反について、Binanceに対して執行措置を講じる権利を留保します。」
Binanceとオンタリオ州のこれまで
2021年6月、OSCが現地の規制要件を満たしていないとの判断を下したことを受けて、Binanceはカナダのオンタリオ州から撤退する決定を発表。しかし同年12月に、同取引所は未登録のままカナダの州で事業を継続することが許可されていることをユーザーに通知していた。
一連の混乱状況の中、Binanceは、オンタリオ州において不確実性を理由に損失を被った特定の顧客に対して、手数料免除と及び払戻しの提供を行うことを表明。その後もコミットメントを監督するための独立した第三者を雇うことを約するなど、サービス継続としての手段模索を続けていた。
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この記事は「Binance tells regulators it will cease operations in Ontario... for real this time」を参考にしています。