仮想通貨市場は全面安
現在、株式市場を筆頭に金融市場は全面安となっています。
直近の下落の要因として考えられるのは、やはりインフレリスクと利上げに関する憶測があげられるでしょう。
米連邦準備理事会(FRB)が金融政策の正常化に向けて舵を切る中で、NYダウを中心に株式市場は下落。
早ければ次回3月中ばのFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げのタイミングが決定されると見られており、金融引き締め開始が示唆されています。
仮想通貨市場では、ビットコインの価格が最高値の半値を割り込む34,000ドルを記録。テクニカル指標も売りのサインが出ています。
この記事ではアルトコインの売買のポイントを解説します。
エイダコイン(ADA)
年始から下落が続いていたエイダコインですが、10日に1.06ドル付近の安値で反発すると1.63ドルまで上昇しました。
その後は、レンジタンスライン手前で反落する展開となり、再び1.06ドル付近の安値まで下落。
エイダコインは底値として機能している0.96〜1ドルを割り込んでおらず、底堅い相場を形成しているように見えます。
直近も続落の展開となっており、今後0.96〜1ドルのサポートで反発することができるか注目です。
下落のシナリオ
エントリー:0.96ドルを割って戻り目をつけた時
利確:0.692ドル
損切り:1.06ドルを実体で突破した時
IOST
9月の上昇の際に0.0856ドルまで上昇したIOSTですが、その後は日足レベルで下降トレンドを形成しています。
直近の値動きとしては、12月前半に記録した0.023ドル付近の安値を割り込む展開となっており、更なる下落に警戒が必要です。
今後の値動きとしては、0.014ドル付近が底値として意識されると予想しています。
下落のシナリオ
エントリー:0.023ドルを割って戻り目をつけた時(4時間足)
利確:0.014ドル
損切り:0.029ドルを実体で突破した時(4時間足)
クアンタム(QTUM)
11月後半から高値を切り下げる形で下落しているクアンタムは、1月10日に記録した6.8ドルの安値を割り込む形で下降トレンドが続いています。
直近のサポートラインを割り込んだクアンタムは、4.3ドルの安値付近まで下落すると予想しています。
今後の立ち回りとしては、ロングは底が固まるまで静観。ショートは戻り売りの戦略でいくとよいでしょう。
下落のシナリオ
エントリー:6.8ドルで反落した時(4時間足)
利確:4.3ドル
損切り:6.5ドル
ジム(XYM)
昨年の11月後半に最高値に次ぐ0.51ドルの高値を記録したジムですが、12月後半には0.51ドルの半値を割り込むなど下落の相場が続いています。
下落の相場が続いているジムですが、出来高の多い0.094ドルから0.15ドル付近が底値であると考えています。
0.094ドルの安値を割り込むと明確に機能するサポートラインがないため、昨年の7月に記録した長い下ひげ0.016ドル付近まで下落する可能性もあるでしょう。
下落のシナリオ
エントリー:0.153ドルで戻り目をつけた時(4時間足)
利確:0.094ドル
損切り:0.2ドルを実体で突破した時(4時間足)
注意点
本レポートだけでなくご自身でも情報収集を十分に行い、最終的な投資判断は自己責任でお願いします。
またアルトコインや草コインは取引量が少ないため価格が一気に動くことが多いです。価格の急騰・急落に巻き込まれる可能性があるためリスクは非常に高めです。ロットの管理と損切りの管理を必ずするようにしましょう。
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