南米の産油国ベネズエラは現在とんでもないハイパーインフレに見舞われています。現地の法定通貨ボリバルは、2017年11月の1ヶ月だけでも価値が半分になり、物価が指数関数的に上昇しているのが現状です。
銀行のATMから現金を引き出そうとする人が列をなし、僅か0.05USD(約6円)相当の金額を引き出すのに20分も並ばなければならないなど、国は混乱の中にあります。
↓待ち時間20分、得られたのは6円
Spent around 20 minutes in line at the ATM this morning to get a max of 5,000 Bolivars. That's about $0.05 pic.twitter.com/F1SxEruhcj
— Patricia Laya (@PattyLaya) December 7, 2017
ベネズエラの国民は、自分たちの資産と生活を守るために、ビットコインに活路を見出そうとしています。
ベネズエラでは、ビットコインは投機対象としてではなく、基本的な物の売買に必要不可欠な手段としてみなされています。ビットコインを使って医薬品を購入し、従業員に賃金を支払ったというベネズエラ人男性のヴィラ―氏は「これは生きるか死ぬかに関わる問題だ」と語っています。
もはや、ビットコイン無くしてはベネズエラでは生活していくことが難しい状況になっています。
ビットコインの採掘自体は合法なものの、大量に電気を使用する行為はベネズエラでは違法であるため、マイナーは摘発を逃れるために、機材を分散させたり、サーバーを海外に置くなど、いたちごっこの情勢を見せています。
しかし、ベネズエラのマイナーからは、今後政府がマイニング機材を一斉に押収するための布石ではないか、という不安の声も上がっています。
ロシアの隣国エストニアでも、国独自の暗号資産(仮想通貨)「エストコイン」の導入が検討されています。
エストコインとは、ロシアの隣国エストニアで開発が計画されている暗号資産(仮想通貨)の名称です。エストニアのデジタル社会保障ネットワークやe-residency(電子国民制度)とエストコインを組み合わせるという壮大な構想が、いま大きな期待を集めています!
参考記事:https://www.cryptocoinsnews.co...
また、12月からのマイナーに対する規制に対して、ベネズエラ国外に一部のマイナーが移動する動きもあります。税制を整備する方向ではなく、直接的にビットコインを管理下に置こうとしたことによって、潜在的な歳入を逃してしまっているようにも見えます。
世界的に見ても暗号資産(仮想通貨)の需要は高まっており、今後新興国やインフレを経験している国などを中心に需要が増えることは、十分に現実的だと考えられます。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner