イーサリアムの上場投資信託(ETF)がウォールストリートでデビューし、一般に公開された。

取引開始初時間で、9つのスポットETH ETFは約3億ドル(約471億円)の取引量を記録した。

コインベースのリザーブストレージにおける集中リスク

イーサリアムの上場投資信託(ETF)がウォールストリートでデビューし、一般に公開された。

取引開始初時間で、9つのスポットETH ETFは約3億ドル(約471億円)の取引量を記録した。

前日の7月22日、コインベースは9つのスポットETH ETFのうち8つのリザーブを保持していることを発表した。

コインベースは以下のように述べた。

「コインベースは、11のスポットBTC ETFのうち10、および9つの新たに承認されたETH ETFのうち8の信頼できるパートナーおよびカストディアンとして誇りに思う。」

コインベースは、デジタル資産を大規模に安全に管理してきた12年の歴史を強調し、トップクラスの機関投資家向けカストディソリューションの開発にも言及した。

この発表後、Pointsvilleの創設者であり、元Vaneckの戦略アドバイザーであるガボール・グルバックス氏は、このような大規模な資産を単一の企業に預けることの妥当性を疑問視した。

グルバックス氏が指摘する単一エンティティリスク

「コインベースは、10のスポットビットコインETFのうち10と、8のETH ETFのうち8の資産を保持している」とグルバックス氏は指摘した。

「彼らのセキュリティチームは素晴らしいと確信しているが、これが許容可能なリスクだと考えるファンド発行者の取締役会やリスク管理委員会の判断力に根本的に疑問を抱いている。」

フィデリティのアプローチと今後の展望

コインベースをBTCやETHの保管に使用していないファンドの1つはフィデリティであり、独自の機関投資家向けカストディサービスを運営している。

グルバックス氏は、彼の見解がコインベースやそのセキュリティプロトコルに対する批判ではなく、単一のエンティティに対するカウンターパーティリスク(取引の相手方が約束通りに取引を履行できない、もしくは履行しないリスク)に対する懸念であることを強調した。

「コインベースが好きでないと言う前に、私は最初の主要なファミリーオフィスおよびETF発行者のクライアントをコインベースに紹介したことがあることを述べておく」とグルバックス氏は説明した。

「彼らの仕事を評価している。全体のスペースのための単一エンティティのカウンターパーティは依然として受け入れられないリスクだ。」

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