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「マイニングってだいたいどれくらい電気代がかかるのか、知りたいな。」
あなたはいま、そうお考えではありませんか?
電気代って普段生活しててそんなに意識することもないし、
マイニングにかかる電気代っていうのもいまいちイメージがわかない。
大体の目安でも、マイニングにかかる電気代がわかればうれしいですよね。
そんなあなたに朗報です!
この記事を読めば、マイニングをしようとすると電気代がどのくらいかかるのかがわかります!
マイニングの月の電気代の目安は
約25000円となります。
これはASICを使った場合の電気代です。
ASICとはマイニングに特化した専用コンピューターのことです。
マイニング以外のことはできません。
値段としては、代表的な『Antminer S9』が 15万~20万円ほどなので、そのくらいをイメージしていただければと。
ちなみに、参考として
普通のパソコンを一か月間つけっぱなしにしておくとかかる電気代は1500円です。
いかにASICが大量の電力を使うかがわかりますね。
マイニングですが、 やるからには専用の機材・ASICは必須です。
世界中の人々がビットコイン欲しさに全力でマイニングしてるわけですから、普通のパソコンではほぼ太刀打ちできません。
『Nicehash』 というマイニングサービスで報酬を計算してみたところ、今のビットコインの相場では完全に赤字です。
(2018年6月時点で、ビットコインの相場は65万~70万円ほど)
マイニングコンピューターの代表、Antminer S9だと月に15000円分ほどマイニングできます。
マイニングでgetできるのが15000円で、
かかる電気代が25000円・・・
マイナス1万円の大幅な赤字ですね。
もうちょっと上がれば、多少の利益は期待できるようになるでしょう。
とはいえ、
「月1万円程度の利益が上がるようになれば、毎月お小遣いが1万円増えて嬉しい!」かと言うとそうでもなくて
初期投資として15~20万円ほどが必要になってきますので、月1万円の利益のペースだと初期投資を回収するだけでも1年以上もかかってしまうことになります。
「そんな、月100万ほどの儲けとかなくてもいいから
機械を最初に用意するだけで毎月数万円くらいお小遣いが増えたらいいなー」
くらいの気持ちでマイニングについて調べているところでしょうが
それすらも厳しいのが現状です。
ワットモニターというのは『どれだけ電気を使ったか』を即座に正確に把握できるものです。
どれだけ電気を使ったか分かるのは月1回の請求の時だけ。
それ以外は感覚でどれくらい使ったか見積もる・・・というのでは あまりに勘に頼りすぎた適当な運用になってしまい、良くないです。
「現時点でこれだけ電気を使ったのか・・・ということはいくらの電気代の出費か。」
ということを正確に把握するためには、ワットモニターは使っておいた方が良いでしょう。
ちょっと前までは、電気は国が運営してるものしか使うことができませんでしたが
2016年からは制限が緩んで、いろんな会社が電力を提供する商売ができるようになりました。
なんと、中にはマイニング専用のプランを出している会社もあるのです!
マイニング専用の電気プランを確認してみる
普通に使うより安く済むので、本格的にマイニングをしようとするのであれば念頭には入れておいてもよいでしょう。
マイニングにかかった電気代は経費で落とすことができます。
法人だったり、個人事業主だったりしないとそもそも経費で落とすことができないので難易度は高めですが、
できるなら活かしていきましょう。
ここまで来ると相当な覚悟が必要になってきますが・・・
電気代って国によって大きな差がありますので、電気代の安い国に引っ越すのも選択肢としてはありえます。
日本ではだいたい1 kWhあたり20円から30円かかるのが一般的ですが、
例えばインドの場合は0.1円~高くても5円ほど。
当然、電気代が安ければ安いほどマイニングにかかるコストを抑えることができるので、利益も増やせます。
ここで、いくつかのマイニングの方法の違いについて解説をしておきます。
まず一つ目は、完全個人でマイニングをする方法。
最初に言っておくと、今となってはこれはほぼ無理だと考えた方がよいです。
マイニングに成功すればビットコインがもらえますから、世界中の人々が全力を尽くしてマイニングにチャレンジしています。
企業でやっているところなら、例えば
「電気代が安くて気温も低いアイスランドにわざわざ広い土地を用意して
そこで何百台ものスーパーコンピューターでマイニングをする」
というような、そんなレベルです。
たった一人の力で何十万円出してちょっといいコンピューターを買ったくらいでは全く相手になりません。
では、個人では気軽にマイニングをすることはできないのかと言うと・・・そんなことはなく
マイニングプールと、クラウドマイニングという方法があります。
それぞれ詳しく説明していきましょう。
マイニングプールとは多くの人々が協力して一斉にマイニングする方法のことです。
自分の持っているコンピュータの力を提供し、みんなの力を足し合わせてマイニングをします。
先ほどの『Nicehash』というサービスはまさにこれです。
もう一つはクラウドマイニングという方法。
これは自分でコンピューターを用意する必要すらありません。
マイニングをしている団体があるので、そこにみんなでお金を渡して大規模にマイニングを行ってもらいます。
そして、渡したお金の額に応じてマイニングで手に入ったビットコインの一部をもらう、という仕組みです。
クラウドマイニングとは、自分がお金を貸す代わりに勝手にマイニングをやってもらうといったもの。
あまり『マイニングしている感』はないかもしれません。
いずれにせよ、今の相場だと完全に赤字なのでマイニングで稼ぐのは厳しいです。
また、少し稼げるような相場まで上がったとしても、注意しなければいけないものに『ディフィカルティ調整』というものがあります。
これは、同じところがずっとマイニングし続けてると、
「独り占めになるのはよくない」ということでマイニングが難しくなるという仕組みです。
ですので、ある瞬間の様子を見て一か月当たりの稼ぎが1万円だったとしても
しばらくしたらディフィカルティ調整によってマイニングが難しくなり、稼ぎが少なくなるという可能性は十分にあるので注意してください。
とはいえ年末のビットコインが200万円近くをうろちょろしていた頃のように相場が上がれば
マイニングで月5万円以上稼ぐようなことも十分に可能です。
相場が上がってから準備するのでは出遅れてしまうので、チャンスを逃さないように登録だけでも今のうちにやっておきましょう!
最近までマイニングが最も盛んな国は中国でした。
なんといっても電気代が安いので、2017年には実にマイニングの8割が中国で行われていたほどです。
しかし、2018年1月に中国の政府が「マイニングを規制するかも」ということを匂わせ始めたので、
中国でマイニングをしてた人達も徐々にマイニングを諦めたり、マイニングする場所を他の国に移したりしています。
今後の動向に注目です。
暗号資産(仮想通貨)はあくまでも実体のないデータ上のものです。
「データ上のものを作るためだけに電気をたくさん使うのは電気の無駄使いだ」という人もいます。
電気の無駄遣いって言ってもあまりピンとこないかもしれませんが、確かにマイニングで使われている電気の量は凄まじく
去年マイニングに使われた電気の量は29.05 TWh。
この数字だけ見てもよくわからないですが、これは一つの国の電力消費量よりも多いくらいです。
地球上には200くらいの数の国がありますが、そのうち150ヵ国ほどの国の電力消費量より去年暗号資産(仮想通貨)のマイニングに使われた電気の量のほうが多いのです。
とはいえ、暗号資産(仮想通貨)は今までのお金よりかなり簡単にお金を送ることができたり
運営者がいらなかったりと強みもたくさんあります。
今までのお金の管理にかかるコストを考えず、ただ暗号資産(仮想通貨)をマイニングするのにかかる電気代だけを見て「電気の無駄遣いだ」と決めつけるのは早計だと言えるでしょう
そうは言っても、今のマイニングで使われている電気のあまりの多さを考えると
環境破壊を加速させるかもしれないという問題もあります。
これに関しては暗号資産(仮想通貨)に関わる人々全てがよく考える必要があるでしょう。
以上、マイニングの電気代についてまとめました!
正直、今のタイミングだと個人でマイニングをやろうとしても全く儲からないのが現状ではあります・・・
とはいえ、今後また状況が変わる可能性もあるので
この記事で学んだマイニングについてのことを念頭にいれつつ、様子を見ておきましょう!