「NEOは持っていてるけど、どのウォレットを使うか悩んでいる、、。」

とあなたはお悩みではないでしょうか。

最近、日本最大級の取引所だったCoincheckがハッキングによって多額の暗号資産(仮想通貨)が盗まれる事件が起きました。特に長期保有で多額のNEOを保有している方にとっては管理のセキュリティが気になる所ですよね。

そんなあなたのために、今回はNEOに対応したオススメのウォレットを目的別にまとめました!この記事を読めばあなたに最適なウォレットを見つけ出すことができます。

さらに、この記事ではウォレットに関する知識をおさらいし、ウォレットの必要性、そして代表的なウォレットである「Ledger Nano S」の使い方、ウォレットの作成の仕方まで解説します!

もうこれ以上ウォレット選びや管理方法に悩まず、自分に最適なNEOのウォレットを決め安心して暗号資産(仮想通貨)を持てるようになりましょう!!

NEOに対応したオススメのウォレットは3つ!

そもそも仮想通貨のウォレットとは?

そもそも「ウォレット」とは暗号資産(仮想通貨)の財布そのもの、暗号資産(仮想通貨)を安全に管理するためのものを指します。資金の移動の時は他のウォレットを指定して送金できます。

そして、ウォレットの中にも「デスクトップウォレット」、「モバイルウォレット」、「ハードウェアウォレット」、「ペーパーウォレット」、「ウェブウォレット」があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

ウォレットで仮想通貨を保管すべき4つの理由

セキュリティが向上する

最近、空前の暗号資産(仮想通貨)ブームによって相場が跳ね上がると共に暗号資産(仮想通貨)の取引所は多くのハッカーからの狙い目となってしまいました。

2014年に起きたマウントゴックス事件では当時のレートで約470億円相当のビットコインが消失しました。2018年序盤に起きたCoincheckのNEMの大量流出事件は記憶に新しいでしょう。

ところで、Coincheck社のNEMが大量流出した原因をご存知でしょうか?簡単に説明するとNEMを本来コールドウォレット(インターネットから切り離したオフライン環境)で保管するべきであるものを、ホットウォレットで(オンライン上で)管理していたことが大きな原因でした。この状態は非常に危険で、ハッカーから狙われても当然と言えるでしょう。

取引所はセキュリティ強化には十分努められていますが、やはり暗号資産(仮想通貨)資産を持つ一人として自分の資産を自分で守ることが大切です。特に、秘密鍵を完全オフラインで管理するペーパーウォレット、ハードウェアウォレットを利用すれば、セキュリティは非常に高まります。

カウンターパーティーリスクを回避できる

カウンターパーティーリスクとは、取引所ウォレットで保管している時に起きることが考えられるハッキングや取引所が倒産・持ち逃げしたりメンテナンスによる入出金制限がかかったりする、信頼関係において考えられるありとあらゆるリスクのことをことを言います

しかし、自分のウォレットで暗号資産(仮想通貨)を管理することによってこれら一切のリスクを回避することができます。

DAppsに参加する際に必要

DAppsとはブロックチェーンを使った分散型アプリケーションのことで、多くはイーサリアム(Ethereum)を基盤として構築されています。NEOの仕組みはイーサリアムと類似しているところが多く、「中国版イーサリアム」とよく称されています。

最近、イーサリアムだけではなくこのNEOをプラットフォームにしたアプリケーションが中国を中心に多くリリースされています。

DApps内で課金をする時にはその時使うためのトークンを保管するウォレットが必要になります。DAppsの普及に乗り遅れることのないようにも、ウォレットは持っておきましょう。

ICOに参加する際に必要

ICOも多くはイーサリアムをプラットフォームとして行われていて、ICOに参加するにはその下準備として発行されたトークンを受け取るウォレットを作成しておかなければなりません。

NEOをプラットフォームとして行われているICOはまだ少ないですがこれからDAppsのように増えてくる可能性は十分にあるのでICO参加を検討されている方はぜひ作っておきましょう。

最適のウォレットは人によって違う!

NEOのウォレットは目的別で選ぶべし

暗号資産(仮想通貨)のウォレットは人それぞれの目的によって使うべきもののタイプが異なります。例えば、頻繁にNEOを出し入れするのにハードウェアウォレットを使ってガチガチに管理する必要はないでしょう。

この記事では頻繁にNEOの出入金が必要な人、多量のNEOを保持して長期的に保有するつもりでいる人、ウォレットに関する知識があまりない初心者の人の大きく分けて3つのタイプに分けてウォレットを紹介しています。

また、多量のNEOを持っている方は資産のリスクヘッジでウォレットをいくつかに分散管理するのもおすすめです。

ウォレットを選ぶ際に重要な4つの基準

ウォレットを選ぶ際に皆さんに頭に入れておいてほしい4つの基準があります。 自分の暗号資産(仮想通貨)リテラシー

ウォレットを持つと、秘密鍵は自分で管理することになります。しっかり管理していれば高いセキュリティで安全に資産を管理することができますが、もし秘密鍵を紛失すると自分のウォレットにアクセスできなくなります。万一その秘密鍵が何者かに漏洩すると保有していた暗号資産(仮想通貨)を丸ごと持っていかれる可能性もあります。
セキュリティが高くても操作が直感的ではなく、操作ミスをしてしまう可能性がある初心者には使用難易度の高いハードウェアウォレットを使うことはオススメできません。
自分のウォレットに関する知識や英語能力、などに見合ったウォレットを使うべきでしょう。 セキュリティの高さ

ウォレットを選ぶ上でセキュリティの高さは最も重要な基準にするべきでしょう。主には「秘密鍵」の管理する人は誰なのか、その管理の状態を元に判断することができます。
しかし、セキュリティが高くなればなるほど使いやすさは落ちていってしまうのでどこを取るのかは自分のウォレットに関する知識次第で変わってくるでしょう。 使いやすさ

使いやすさを重視して選ぶのも、直感的な操作ができるので操作ミスによるセルフゴックスすることが減ります。
また、ウォレットの機能を最大限引き出すことができるので送金・資産状況の把握など多くのことが可能になることもあリます。iPhone、Androidなどに対応したモバイルウォレットであれば出先でも手軽に取引することもできます。 価格の安さ

基本的にウォレットは無料公開されているものが多いですが、物理的に存在するハードウェアはおおよそ1万円ほどの費用がかかります。自分の暗号資産(仮想通貨)の資産を管理するためにお金をかける価値があるのか、自分にあった判断をしましょう。

これに加え、NEOは保有していると同じプラットフォームで使用されているコイン、「GAS」が配当される仕組みになっています。GASをしっかり受け取ることができるのかどうかもウォレット選びの重要な観点になります!

頻繁にNEOの入出金をする人におすすめの手軽なウォレット2選

頻繁なNEOの取引をする方はセキュリティ面も大事ですが、1番は操作ミスをせずに取り扱うことが出来るか、利便性重視でウォレットを選ぶべきでしょう。

ここではNEOの出入金処理を素早く行うことに最適なウォレットを紹介します!

頻繁にNEOの入出金をする人におすすめの手軽なウォレット

  • NEON wallet:macにも対応した登録・操作方法がわかりやすいウォレット
  • NEO APP:軽い動作で使いやすいNEO純正ウォレット

    NEON wallet:macにも対応した登録・操作方法がわかりやすいウォレット

    NEON wallet はPCにダウンロードする「デスクトップウォレット」のタイプのウォレットになります。このウォレットの大きな特徴はデスクトップアプリのmac版が公開されているところです。NEO対応のデスクトップウォレットでmacに対応しているのは「NEON wallet」のみになります。これもNEOの開発陣による開発ではないものNEO開発者から承認を得て公式ウォレットとして発表されています。

    また、後ほど登場する「Ledger Nano S」との連携が可能です。

    種類 デスクトップウォレット
    セキュリティ 高い
    使いやすさ 使いやすい
    価格 無料
    機能 ハードウェアウォレットとの連携・NEOの出入金
    対応通貨 NEO/GAS

    NEO APP:軽い動作で使いやすいNEO純正ウォレット

    NEO APPは操作性の向上のためにブロックチェーン履歴のダウンロードを一部を省略した「ライトウォレット」と一般に言われるモバイルウォレットです。開発はNEO開発者による「純正ウォレット」です。

    ただ、こちらは残念ながらiPhoneにはまだ未対応です。

    種類 モバイルウォレット
    セキュリティ 普通
    使いやすさ 使いやすい
    価格 無料
    機能 NEOの送金着金・履歴の閲覧アドレスの作成
    対応通貨 NEO/GAS

    多額のNEOを長期的に、安全に保管したい人におすすめのウォレット2選

    多額のNEOを保有していて厳重に管理したい方、頻繁に出し入れしないで長期的に保有する方などにオススメなのが秘密鍵をオフラインで管理する「コールドウォレット」です。厳重な管理で秘密鍵を守り抜ける、使いやすいウォレットを今回は2つ紹介します!

    多額のNEOを長期的に、安全に保管したい人におすすめのウォレット

    • Ledger Nano S:完全オフライン管理で強力なセキュリティ
    • Ansy:低コストで比較的安全に管理ができる

    また、日常的に多く使うけど多額のNEOを持ってる方はこのコールドウォレットと使いやすいモバイル・デスクトップウォレットをうまく使い分けるといいでしょう。

    Ledger Nano S:完全オフライン管理で強力なセキュリティ

    秘密鍵を完全にオフラインで管理するコールドウォレットの中には「ハードウェアウォレット」と「ペーパーウォレット」がありますが、Ledger Nano Sはハードウェアウォレットで全ウォレットの種類の中で最高峰のセキュリティを誇ります。

    価格は15800円するものの、デザインもオシャレでとても人気が高く、品薄状態が続いているそうです。

    ハードウォレットのLedger Nano Sを公式サイトで買おうと思ったら、3/20まで品切でした(>_<)
    予約はできるので、予約しておきました!
    在庫切れぐらい世界的に暗号資産(仮想通貨)が盛り上がってる?! — タケヨシ@暗号資産(仮想通貨)出川組 (@torakichiabc) January 8, 2018

    Ledger Nano Sに対応した通貨は27種類とハードウェアウォレットの中でも群を抜いて多く、別の通貨も持っている人は持っておいてもいいのではないでしょうか。

    また、Ledger Nano Sは「NEON wallet」と連携することができます。連携することによってLedger Nano Sだけでは受け取ることはできないGASの配当を受け取ることができるようになります

    種類 ハードウェアウォレット
    セキュリティ とても高い
    使いやすさ 使いやすい
    価格 15800円(税込)
    機能 NEOの送金及び着金、履歴の閲覧・アドレスの作成
    対応通貨 ビットコイン、リップル、イーサリアムなど計27種
    Ledger Nano Sの日本正規代理店のホームページ

    Ansy:低コストで比較的安全に管理ができる

    Ansyは秘密鍵をオフラインで管理するコールドウォレットのペーパーウォレットで、印刷して保管すればセキュリティの高さはハードウェアウォレットタイプのものと同等のレベルで、かつお金をかけることなく利用することができます。作成のハードルはとても低いでしょう。

    このウォレットはNEOとGASに対応していますが、GASの配当を受け取ることはできません。

    種類 ペーパーウォレット
    セキュリティ とても高い
    使いやすさ 普通
    価格 無料
    機能 なし
    対応通貨 NEO

    仮想通貨がよくわからない初心者におすすめのウォレット2選

    セキュリティの高いウォレットを使い厳重に管理することはもちろん重要ですが、暗号資産(仮想通貨)やウォレットについて理解できていない暗号資産(仮想通貨)初心者がいきなり英語の難しいウォレットを使うと操作ミスで秘密鍵を紛失してしまったり送金を間違えセルフゴックスする要因になり、とても危険です。

    そこで、初心者にもわかりやすい使いやすさ最重視で選んだウォレットを2つ紹介していきます。

    暗号資産(仮想通貨)がよくわからない初心者におすすめのウォレット

    • Binance:格安でNEOの購入ができてセキュリティも高いウォレット
    • O3 wallet:iPhoneとAndroid両方に対応したスマホウォレット

      Binance:格安でNEOの購入ができてセキュリティも高い

      Binanceは国内取引所にありがちな販売所形式で高いスプレッドを払わされるタイプではなく「取引所形式」で扱われているので格安でNEOの購入をすることができます。

      世界最大級の取引所ゆえ多くのハッカーたちからの狙い目になりかねませんが、2段階認証設定は非常に手間のかかるものになっていてセキュリティはそれなりに高いものになっています。

      ただ、「この取引所なら大丈夫、安心」というところはありません。取引所はいつ倒産したりハッキング被害に遭うかわからないカウンターパーティーリスクが付きまといます。

      また、BinanceはGASの配当の受取に対応しています!

      種類 取引所ウォレット
      セキュリティ 高い
      使いやすさ 使いやすい
      価格 無料
      機能 送着金及び取引所の利用
      対応通貨 NEOを含むイーサリアム、ライトコイン、リップルなど100以上

      O3 wallet:iPhoneとAndroid両方に対応したスマホウォレット

      iPhoneに対応したNEOのモバイルウォレットタイプのウォレットはここだけになります。

      O3 walletは英語のみではありますがサポート体制は非常に充実していてホームページからメールで不明な点はいつでも確認する事ができます。しかし残念ながらApp storeでの評価は口コミ件数不十分で十分な情報・評判はありません。

      種類 モバイルウォレット
      セキュリティ 普通
      使いやすさ 使いやすい
      価格 無料
      機能 NEOなど
      対応通貨 NEO/GAS/DBCなど計13種類

      NEO対応のその他ウォレット4選

      NEO-Tracker(ウェブウォレット)

      ブロックチェーン履歴のダウンロードを多少省略して動作の軽量化を優先したライトウォレット。ウェブウォレットだが、秘密鍵はセキュリティの高いオフライン管理がなされている。

      NEO-GUI(デスクトップウォレット)

      NEO-GUIはNEOの開発者によってリリースされた純正ウォレット。マイニングと相性が良く、マイナーにはオススメできますがインストールに時間がかかり、容量も大きいです。

      NEO WALLET(ウェブウォレット)

      NEO walletもNEOの開発者によってリリースされており、ウェブウォレットなのに秘密鍵などの情報は全てオフライン管理されます。

      NEO CLI(デスクトップウォレット)

      NEO CLIの最大の特徴はコマンドプロンプ(windowsのターミナル)を用いている事です。また、これもNEOの開発者によってリリースされたものになっています。

      Ledger Nano Sの購入方法と使い方

      オススメするLedger Nano Sの具体的な購入方法と使い方について説明していきます!

      Ledger Nano Sの購入方法

      ハードウェアウォレットはネットでの購入ではなく正規店で購入することをオススメします。

      メルカリがハードウェアウォレットの販売を禁止したことも記憶に新しいのではないでしょうか。メルカリはその理由について、「ハードウェアウォレットに不正なプログラムが組み込まれていた場合、暗号通貨を盗まれる可能性があり、出品者も意図せずトラブルに巻き込まれるリスクを考え、ご利用の皆様の安全のための措置」と説明しています。

      中古のものには出品者や取扱者が不正なプログラムを仕込みウォレット内の通貨をそのままゴッソリと盗まれるケースが起き得るのです。Ledger Nano Sに限らずハードウェアウォレットは必ず日本国内の正規店、又は公式ホームページから購入するようにしましょう。

      詳しくはこちらの記事をご覧ください。

       Ledger Nano Sの使い方

      ①Ledger ManagerからLedger Nano SにNEOをインストールする

      ②NEON walletをダウンロードする

      Ledger Nano SをLedger Nano SでNEOを保管するには連携させるデスクトップウォレットが必ず必要です。前述の「NEON wallet」をPCにダウンロードしましょう。

      ②Ledger Nano SにNEOのウォレットを追加する

      ダウンロードが完了したらLedger Nano SをPCと接続し、NEON wallet を起動すると連動します。

      ③NEON walletとLedger Nano Sを連携する

      デスクトップウォレットを開き、一番右の「Login using a Ledger」をクリックし、次のログイン画面でログインを選択するだけでなんと連携は完了します!連携されると、ウォレットを作成した後、配当としてGASを受け取ることができます。

      ④ウォレットを作成

       

      設定が終わったら、早速ウォレットを作成しましょう!

      次の画面でパスワードを設定し、この画面にたどり着きます。

      ウォレットを開く際に必要となる「秘密鍵」が生成されるので、スクリーンショットをするなどして確実に保管しましょう。

      ⑤ウォレットにログイン

      3つ上にログイン方法が並んでいますが、今回はウォレットを作成した時に生成された「秘密鍵」と設定したパスワードでログインします!

      秘密鍵の管理とパスワードを忘れることには十分に注意してください…。

      まとめ

      いかがだったでしょうか?

      今回はNEOのウォレットの選び方、その中で今回は最高峰のセキュリティを持つLedger Nano Sを紹介しました。セキュリティもそうですが大事なことは何と言っても安全で自分にあったウォレットを選んで使うことです。

      この記事であなたがウォレットを持つことの必要性をしっかり感じピッタリなウォレットが見つかったのであれば幸いです!